誠 Style編集部オカダ、ヤマハ「スマ免」で2級船舶免許を取得してみた！（1/3 ページ）

[PR／Business Media 誠]

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　「オカダさん、船に乗って東京観光しませんか？」――2月某日、ヤマハ発動機の担当者さんから、こんなご招待を受けた。いわく、勝どきにあるマリーナからプレジャーボートで隅田川や日本橋川、神田川を回ってみませんかというものだった。これはなかなか貴重な機会ということで、誠 Style編集部の関係者で乗船させてもらったのだ。

　マリーナで待っていたのは「FR-23アクティブセダン」というプレジャーボート。全長約7メートルの船体に150馬力のエンジンを搭載する8人乗りの船だ。マリーナから水門を抜けると、普段、見慣れているはずの東京の景色がちょっと変わってみえる。

船上から見る東京は、普段、住んでいる東京と景色が違った

　隅田川をしばらく北上して日本橋川に入ると、まず、かかっている橋の多さと、それぞれの表情の違いに驚く。途中で江戸城のお堀の一部だった石垣も登場。よく見てみると、その石を献上した大名家の家紋が彫ってあることに気付く。何だかタモリさんが出ているテレビ番組のような気分だ。

首都高速の高架下を抜け、日本橋をくぐる

　水道橋付近で神田川に入って針路を東へ。水際には桜の木が植えられていて、4月ごろには特等席からの花見ができるんだろうなあ、などと思いながら進む。この辺りは、川に沿ってJR中央線が走っており、御茶ノ水駅付近で地下鉄・丸ノ内線と交差するあたりの景色は鉄道ファンにはたまらないのだろうなとも思う。

神田川に入るとJR中央線が並走する

　浅草橋を抜けて隅田川に戻り、再び北上。特徴的なオブジェで有名なアサヒビールの本社や、東京の新名所となった東京スカイツリーが見えてくる。「ああ、ベタな観光名所でも視点が変わるとワクワクするものだなあ」などのんびり構えていると船長が提案する。「ちょっと船を動かしてみますか？」「えっ、いいの!?」

神田川と隅田川の合流付近には警視庁の水上派出所と巡視艇が係留されていた。普段、気にすることのなかった景色だ

2級小型船舶操縦免許を取得してみませんか？

操縦系統は至ってシンプルだ

　船の操縦なんて、それこそ初めての経験だ。操縦系統は、ハンドルとエンジン出力を調整するレバーの2つだけ。おそるおそるレバーを前に倒してみると、エンジンの回転数が高まり、船のスピードも上がっていく。初めての感覚に「おおお、これは面白い！」。

　読者のみなさんもご存じのとおり、プレジャーボートの操縦には国家資格の1つである「小型船舶操縦免許」が必要だ。でも、後で知ったのだが、船長（免許を持った人）が安全だと判断すれば、免許がなくても船を動かしていいのだそうだ（関連する法律やルールにより水域の制限がある）。

　「これは貴重な体験ができた」とニヤニヤしていると、船長がいう。「せっかくだし、免許とってみませんか？　4月1日からサービスを始める『スマ免』で」。なるほど、免許があればいつでも自分で操縦できるじゃないか。かくして、単なる体験クルーズから小型船舶操縦免許の取得体験が始まったのだ。

スマ免って何だ？

スマ免ならば休みを取らなくても学科講習ができる

　改めて小型船舶操縦士についておさらいしたい。これは、国家資格の1つであり、取得には学科と実技という2つの国家試験をクリアする必要がある。そのため、一般的には「スクール」に通って、学科講習と実技講習をそれぞれ1日程度受講することになる。

　船長がいった「スマ免」とは、このうち学科講習がオンラインでできるというもの。学科講習を、PCやスマートフォン、タブレット端末を使って好きな時間に終わらせられるので、平日に休みが取れないビジネスパーソンなどにオススメだ。

　また、2級スマ免コースでかかる費用は、実技講習を含めた受講料や国家試験料、そのた経費などを含めて8万8900円。従来型の2級免許取得コース（レギュラーコース）の費用が9万5900円であることを考えると7000円もお得になる。

　スマ免のトップページは、必要最低限の要素が見やすく配置されたスッキリレイアウト。まずは、カレンダーに実技講習日と国家試験日を登録するところから始めよう。おお、国家試験まで2週間しかないのか！

カレンダーの「実」は実技講習の日。国家試験まで残り11日だ