誠 Style編集部オカダ、ヤマハ「スマ免」で2級船舶免許を取得してみた!(3/3 ページ)

» 2013年04月22日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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実技講習はドキドキがいっぱい

 4月5日。実際にボートを操縦する実技講習の日だ。事前に実技講習用の教本やロープワークで使うロープなどは手元に届けられているが、いざ操縦となると果たしてちゃんとできるのだろうか、と不安になる。スマ免のパンフレットにあった「ベテラン講師による1日の講習で、合格率は98.8%!(2012年度実績)」というメッセージを信じていこう。

 実技講習は、東京都と千葉県の間を流れる旧江戸川に浮かぶ妙見島にある「ニューポート江戸川」で行った。国家試験の実技もここで受けるうえ、試験で使う船で教習できるのだ。1日の流れなどの説明を受け、さっそく桟橋へ。そこで待っていたのは、水上観光で乗船した「FR-23」だった。

 実技講習は、実技試験で試される「小型船舶の取扱い」「基本操作」「応用操縦」の内容を、試験と同様に1艇当たり最大3人で習う。すべての項目において重要なのは、何をするにも動作の前に安全確認、そして教官に指示された内容の復唱と終了報告だ。

 まずは「小型船舶の取扱い」から。ここでは出発前の準備やエンジンの始動、船と桟橋をつなぐロープの扱い(「解らん(かいらん)」と「係留」)を学ぶ。クルマの免許と同じように、乗船前に船の各所やエンジンを発声と指さしをしながら確認するのだ。「○○よーし!」と声に出してみると、気分が高揚してくる。

実技講習実技講習 まずは教官の指示に従って、船体各所を指さし確認
実技講習実技講習 船長はすべてに責任を負う。エンジンや安全のための法定備品もチェックする

 教官の操船でディズニーランド沖まで出て、いよいよ操縦開始だ。船の速度はスピードメーターではなく、エンジンの回転数で指定される。エンジンを操作するレバーを前に入れると回転が上がるのだが、ピタリと指定の回転数に合わせるとなるとこれが難しい。教官の示した目標に向かって前進、変針、旋回、後進などをひととおり行い、水面に3つならべたブイの間を連続で旋回していく蛇行を終えると「基本操作」は終了。教習とはいえ、非常に気持ちがいい。

実技講習実技講習 エンジンを始動して、いよいよ海へ。速度はエンジンの回転数で調整する
実技講習実技講習 天気もよく、水面も穏やか。教習とはいえ気持ちがいい

 操船途中で、ほかの船が迫ってくるイラストを見せられ、状況に応じた適切な避航動作ができるかどうかも試される。そして、いよいよ最大の難関といわれる「人命救助」へ。要救助者に見立てたブイにゆっくり近づき、これを拾い上げるだけ……と書くと簡単そうに思えるのだが、波や風がある海上では難易度が高い。あわててパニックにならないことが重要だ。初回こそブイを拾い上げられなかったものの、2回目で無事に救助成功。本番でもうまくいけばいいのだが……。

実技講習実技講習 「要救助者、見えますか?」「はい、見えます」

 午後は、まるまる離岸と着岸の繰り返し。最初は桟橋にぶつけるように着岸していたが、徐々に感覚をつかんでいく。最後に30分ほどロープワークを学んで、実技講習の1日が終わった。

国家試験はまさかの荒天、免許取得はなったのか?

実技講習 電車の待ち時間などの「すきま時間」ですかさず復習だ

 4月14日、いよいよ国家試験の日だ。場所は実技講習と同じ「ニューポート江戸川」。視力や弁識力(船の灯火で重要な赤、緑、白の識別)、日本語での受け答えなどをチェックする身体検査を経て、学科試験開始。

 正直なところ、学科試験には自信があった。スマ免でのeラーニングもみっちり行ったし、試験会場に来るまでの電車内でもスマ免アプリを使って、練習問題や暗記対策を繰り返したのだ。前日までに3回ほど試験シミュレーションを繰り返し、いずれも合格の水準だ。鉛筆の芯が全部折れてマークシートが記入できないような状況にならない限り大丈夫だろう。

 学科試験を終えると、模範解答が張り出されるので自己採点。文章の読み違えで1問だけ間違えてしまったが、学科試験は余裕でパスできたようだ。しかし、問題だったのは実技試験。平穏な天気だった前回と異なり、この日は強い南風(平均風速10メートル)が吹き、沖合の試験海上まで船が出せないほどの荒れ模様で、同乗する試験生一同、海上ではドタバタになってしまった。

 このような状況下で、自分にできることはすべてできたと思う。懸念だった人命救助はミスってしまったけど……。あとは、合格発表を待つしかない。

実技講習実技講習 国家試験は1級、2級同時に行う。今回、2級の受験生は6人だった
実技講習 これが小型船舶操縦免許証だ

 4月18日、午前10時。試験結果が発表される。合格だ! 小型船舶操縦士としての免許を手にしてみると、感慨もひとしお。こんなに短期間で取得できるとは思ってもみなかった。

 次なる課題は、船を入手することだが、さすがに金銭的にハードルが高い。そこでオススメなのがレンタカーならぬ、レンタルボート。ヤマハマリンクラブ「Sea-Style」に入会すれば、全国約140カ所のマリーナで、さまざまなボートをレンタルできるのだ。さあ、まずはどこの海を目指そうか!

SeaStyle
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提供:ヤマハ発動機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:誠 Style 編集部/掲載内容有効期限:2013年5月31日

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