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全身に光と風を浴びて……満足度が高いベンツ SLK:岡崎宏司のクルマ DE トリップ(2/2 ページ)
ほんの少しボディサイズが大きくなったベンツSLK。にもかかわらず「SLにも負けない!」くらいの強い存在感を抱きます。オープンエアモータリングは、ほんとうに気持がいいですよ。
SLKは近代的リムーバブルハードトップ(バリオルーフ)の先駆者ですが、ルーフレールにマグネシウムを採用して6キロもの軽量化を図っています。「マジック・スカイコントロール」と名付けられたガラスルーフもまた、非常に魅力的なオプションです。ちなみに、バリオルーフは20秒以内で開閉し、ルーフを閉じたときの快適性はクローズドボディと変わりないレベルです。
試乗報告はSLK200を中心に進めます。SLK200のエンジンは、ターボ過給された1.8リッターの4気筒。184馬力/5250rpmの最高出力と、270ニュートンメートル/1800〜4600rpmの最大トルクを引き出します。トランスミッションは7速ATです。
この4気筒ターボエンジンについては、すでに高く評価されていますが、SLKとの組み合わせでもむろん答えは同じです。加えて、素晴らしいしつけの7速ATが、その性能を存分に引き出しています。軽量な4気筒は重量バランスをよくし、軽快で、戦闘力の高い身のこなしをも引き出しています。
SLK200を選んだ人の「満足度」に高い点数がつくだろうことは、迷うことなく予想できます。(文&撮影:岡崎宏司)
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