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2012年もインテリアの新作はドイツ・ケルンから(4/4 ページ)

1月は欧州各地で、インテリアの見本市がスタートする季節。ドイツ・ケルンの国際家具見本市を現地レポート。

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 カッシーナ(イタリア)もマエストロコレクションから新バージョンを発表した。

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 フィーチャーしたのが、デ・スティル派の代表的な建築家、ヘリット・トーマス・リートフェルト。「ジグザグチェア」と「ユトレヒトチェア」の新色バージョン。なかなか渋いセレクションだ。

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 キューブを積んだようなフォルムとステッチが、ユトレヒトチェアの象徴。

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 クラシコン(ドイツ)はアイリーン・グレイの家具の中から、構造的なパーティションを復刻。これは意外と珍しい。

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 いずれも機能美で知られる名作で、各社が復刻に選んだ作品からも、今年の家具の傾向が垣間見える。

 会場では特別企画「ダス・ハウス(ドイツ語でザ・ハウスの意味)」が行われ、コンセプトハウスがつくられた。インド出身の女性デザイナー、ニーパ・ドシィさんとイギリス出身のジョナサン・レヴィンさんのユニット「ドシィレヴィン」によるもの。彼ら2人のインタビューは次回紹介したい。

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 ちなみにメッセとは「ミサ」の意味で、もともとはドイツの主要都市の教会で、ミサがあるたびにその周辺で市や商業的な交流会が開かれた。それがドイツの見本市ビジネスのはじまりで、それが現代では展示会として、大きなビジネスの場となっている。ケルンメッセ、フランクフルトメッセ、ハノーバーメッセ、ベルリンメッセなど、いまだにドイツの主要都市がメッセを冠して、ビジネスを行い、多くの公的な資本に支えられている。その1つがこのケルンの家具メッセなのである。

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