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ホンダ、クルマの加減速から渋滞発生を予測する技術を発表
実験では後続車の平均車速が約23%、燃費が約8%向上。渋滞予兆検知技術を応用した実証実験を重ね、実用化を目指す。
本田技研工業は4月26日、1台のクルマの加減速の変動から渋滞発生を予測する技術を発表した。この技術を応用した実証実験では、後続車の平均車速が約23%、燃費が約8%向上したという。今後、イタリアやインドネシアでも公道実験を行い、実用化を目指す。
従来のような発生した渋滞の情報を基にドライバーに回避ルート情報を提供するものではなく、そのクルマの加減速をモニターして、従来の発生につながるような走行をしている場合には車載端末画面を変化させるなどしてドライバーに滑らかな走行を促すもの。後続車の加減速パターンをやわらげることで渋滞の発生を未然に防ぐという。
また、車載端末をクラウド上に置いたサーバーと接続することで、前走車の走行パターンを把握し、最適なタイミングで車間距離を一定に保つ「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」の起動を助言する。システム側で前走車と同調した走行に制御することで、より効果的な渋滞抑制だけでなく燃費をより改善することも可能だという。具体的には、渋滞予兆検知技術のみのシステムに対して、さらに後続車の平均車速を約16%、燃費を約5%改善できる。
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