36万Gの遠心力、さらに吸引力を上げたダイソンの掃除機(2/2 ページ)
32個のサイクロンを並列に並べたダイソンの新型掃除機「DC46」と、軽量かつパワフルになったコードレス掃除機「DC45」が登場。創業者のジェームズ・ダイソンさんが来日した。
コードレスタイプに超小型デジタルモーターを採用
デジタルスリム DC45 モーターヘッド(以下、DC45)は、本体重量2.3キロのコードレスハンディクリーナー。新たに22.2ボルトのニッケルマンガンコバルトバッテリーを採用した。フル充電状態から約20分の連続使用ができる(強モードの場合は約8分)。
また、バッテリーのエネルギー密度が向上したことで、ブラシを回転させるクリーナーヘッド側モーターのパワーは従来モデルの2倍になり、ゴミのかき出し能力が向上した。
さらに本体側モーターには、コンパクトなデジタルモーターを新たに開発した。従来型モーターでは約400〜500時間の摩耗によって発生していたカーボンダストが、新型モーターでは発生しないのも大きな改善点だろう。
「ハンディクリーナーにとって、小型で軽量のモーターは重要です。デジタルモーターは1秒間に最大3330回の回転制御を行い、回転翼は1分間に最大10万4000回転します。このスピードによって従来モデルでは45%だった効率が87%まで引き上げられました」(ダイソンさん)
このほか、モーターやバッテリーといった重量部品は持ち手側(ボディ側)に集約したことでクリーナーヘッド側が軽くなり、上に向かって使うときの操作感が軽量になっている。
DC45の価格は5万9800円。オンライン限定でフトンツールとフレキシブル隙間ノズルが付属する「DC45 モーターヘッド コンプリート」(6万4800円)も取り扱う。本体サイズは115×322×205ミリ、収納時の製品サイズは217×1224×205ミリ、本体重量は0.91キロ(ホース、パイプ、標準クリーナーヘッド、電源コードを合わせた重量は2.3キロ)。
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