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アウディのハイパフォーマンスモデル「S Model」の実力は?試乗インプレッション(2/5 ページ)

S6 AvantとS8に試乗することができた。これだけのハイパフォーマンスモデルに乗る機会はそうそうないだけに、いつも以上にテンションが上がる試乗となった。

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「速さ」「効率性」「快適性」を高次元でバランス

 まずは、S6 Avant。エクステリアは、一見するとベースモデルのA6 Avantと変わったところはない……というか、フロントグリルとリアゲートに控えめに配された「S6」のエンブレム以外は、本当に目立った違いはない。

 インテリアも同様で、3本スポークの本皮ステアリングとカーボンアトラスのデコラティブパネルが、ある程度のスポーティーさを演出するものの、基本的にはアウディならではの上質感の方が際立つ。

S6 Avant
(クリックで拡大)
S6 Avant
(クリックで拡大)

 実際に走り始めても、420馬力のエンジンを積むハイパフォーマンスモデルだという印象はほとんど受けない。それどころか、乗り心地はむしろソフトに感じるぐらいだ。実は試乗前にアウディ ジャパンのスタッフから「乗り心地の良さには、きっと驚くはずですよ!」と言われていたのだが、まさにその言葉どおりの印象だ。

 恐らく、搭載されている「アダプティブ エアサスペンション」の効果なのだろう。このエアサスペンションシステム、走行状態に応じてリアルタイムにダンピング特性や車高を自動調整するというもので、スポーツ性と快適性を高次元で両立させることを目指して開発されたという。

 確かに、一般道での乗り心地向上には、このサスペンションが功を奏しているように感じた。多少荒れた路面でも、不快な振動は一切伝わってこない。「では高速域ではどうだろうか」と、今度は高速道路に走行ステージを移してその乗り味を試してみることにする。

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