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エアアジアXとマレー鉄道の旅秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(3/6 ページ)

LCCでありながら中距離路線を運航するエアアジアXは、大型の機材を使用し、エコノミーのみならず上級クラスのサービスも提供している。そんな同社のプレミアムクラスの取材を兼ねて私たちは羽田からクアラルンプールへ飛び、さらにマレー鉄道で世界遺産の街マラッカを目指した。

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陽気なクルーたちの笑顔のサービス

 エアアジアグループのクルーたちは、とにかく陽気で人懐こい。フライト中の機内ではシートベルト着用のチェックから食事やグッズの有料販売、乗客からの問い合わせへの対応にと一人ひとりがフル稼働だが、そんな中でもカメラを向けるとみんなとびきりの笑顔で応えてくれる。

飛行機と空と旅
羽田発便の機内に乗務していたフレンドリーなマレーシア人クルー
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新しく機内食メニューに加わったテリヤキチキン弁当

 プレミアムクラスは無料で食事がサービスされるので、私は和食をチョイスした。「最近メニューが変わったんですよ。それまでのヤキトリ風弁当から、テリヤキチキンに。お客さまからはとても好評です」と話してくれた日本人クルーは、プレミアムクラスを専属で担当。エコノミークラスを合わせると、同便には計9人が乗務していた。日本人クルーは2人で、日本路線ではそのうちの1人がプレミアムクラスを受け持つケースが多いそうだ。日本人クルーも全員がクアラルンプールをベースにしている。

「羽田線は、東京で1泊ステイして翌日の便で折り返しというパターンで、それを毎月6〜7本乗務します。でも日本人だから日本線しか乗らないというわけではありません。ときどきオーストラリア線などの乗務があり、変化があって楽しいですよ」

 食事を運んできたクルーとしばらく会話を楽しんでいたら、周囲はいつのまにか眠りについている。私もテーブルを片付けてもらい、シートを倒して毛布を被ったら、目覚めたときにはクアラルンプール国際空港へのアプローチ降下が始まっていた。

飛行機と空と旅飛行機と空と旅 この日の523便には2人の日本を含めて計9人のクルーが乗務。みんなとても親切だ

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