シチズン、人工衛星からの時刻信号を受信する腕時計「サテライト ウェーブ エア」:BASEL WORLD2013
シチズン時計がバーゼルワールド2013で発表した「サテライト ウェーブ エア」のモチーフは「大空」「翼」。エコ・ドライブの旗艦モデルとして9月に発売する。
4月25日に開幕したバーゼルワールド2013。シチズン時計はスポーツウォッチ「プロマスター」シリーズで、人工衛星からの時刻情報を受信する「シチズン プロマスター エコ・ドライブ サテライト ウェーブ エア」を発表した。価格は未定だが、限定モデル1種を含む全3モデルを9月に発売する。
エコ・ドライブ サテライト ウェーブといえば、人工衛星からの時刻情報を受けて正確な時刻を刻む、世界初の腕時計として、2011年のバーゼルワールドでコンセプトモデルとして衝撃的なデビューを果たしたモデル(関連記事)。その後、本数限定で市販されるものの店頭に並ぶ前に予約で完売している。
今回、新たに「エア」という名前が付き、光発電「エコ・ドライブ」搭載モデルのフラッグシップモデルの1つとしてバージョンアップしたのだ。「翼」や「空」をイメージしたデザインは、チタン製ケースに軽さや躍動感を表現。ジェットエンジンのタービンをモチーフにした文字盤は、透明な3層構造になっており、インデックスや時分針に浮遊感をもたらす。
また、技術的にも進化しており、人工衛星からの時刻信号の受信感度は初代サテライト ウェーブに比べて劇的に向上。衛星電波時計として、世界初のフルメタルケース化に成功した(初代は、ステンレススチールとセラミックの組み合わせだった)。
サテライト ウェーブ エアは、チタンケースにチタンブレスレットを装着する「CC1054-56E」と、ウレタンバンドの「CC1075-05E」という2つの通常モデルと、ケースを「シチズンホワイト」と呼ぶパールホワイトに塗装した限定モデル(世界限定500本)「CC1064-01E」の計3モデルを用意する。
世界26都市のワールドタイムに対応し、衛星電波受信機能によってオープンエア環境であれば地球上のどこでも時刻・カレンダーを自動的に修正する。ケースサイズは49.5×18.8ミリ(ケース径×厚さ)で、サファイアガラスには無反射コーティングを施した。
なお、誠 Styleでは、バーゼルワールド2013の会場で、デザイナーの井上英樹さんへのインタビューを実施。その様子は後日掲載する。
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