iPhone上に置くだけで同期、コイン型ウェアラブル健康機器「Misfit Shine」が日本発売――Appleストアで8月1日から:再充電の心配なし(2/2 ページ)
fitbitやJawbone UPに続き、米国発のウェアラブル機器「Misfit Shine」が8月1日に日本で発売する。コイン型の形状で、バッテリーは内蔵式。価格はAppleストアパッケージで1万3800円。開発元のMisfit Wearables社には元AppleのJohn Scully(ジョン・スカリー)氏も名を連ねる。
iPhone上に置くだけで同期する
Misfit Shineを使うには、専用の無料アプリ「Shine」をインストールする。対応機種はiPhone 4S以降、第5世代iPod touch、新しいiPad、iPad mini。Bluetoothで本体と同期する仕組みで、Android端末も来年以降、一部対応を予定しているという。
アプリを立ち上げると、ユーザー登録画面が表示される。そこで性別、身長、体重、目標の活動量(普通、少しアクティブ、アクティブの3段階から選択)を設定すれば、登録は完了だ。
Misfit Shineは、同期がシンプルに行えるのも特徴だ。アプリを立ち上げ、iPhoneの上に置くだけで同期し、ケーブルなどは必要ない。
同期すると、1日単位での活動ポイント(体重、身長、歩数などから算出)がアプリ側で確認できるようになる。活動ポイントは週単位でも確認できるので、日々の自分の運動量を振り返る際に役立つ。
なお活動ポイントはMisfit Shine本体でも確認が可能。2回本体を軽くタップすると円周にある12個のランプが光る仕組みで、それがパーセンテージを示している。例えば進ちょくが20%であれば3つ、50%であれば7つ光るといった具合だ。目標の活動ポイントをクリアすると、全てのランプが光る。
時計機能も
Misfit Shineは、時計機能も付いている。上記で紹介した活動ポイントを確認する2タップ操作をすると、進ちょく状況の次に時刻を示す表示となる。具体的には、時計の針でいう0時、3時、6時、9時に当たる箇所のランプが薄く光り、その後、現在時刻のHour(時)が強く光り、Time(分)が点滅する仕組みだ。気を付けて見ていないと見逃してしまうほどの表示の速さではあるが、2タップの簡単操作で活動ポイントと時刻を確認できる手軽さはポイントが高いといえそうだ。
睡眠時間も測れる
Misfit Shine本体で行う操作は、基本的に2タップして活動ポイントと時刻を確認するか、3タップして活動状況を変更する(徒歩から自転車や水泳など)、もしくは睡眠モードに切り替えるの2種類だ。3タップ時の動作をどうするかは、アプリ側の設定で変更できる。初期設定時には睡眠モードへの切り替えとなっている。
なお、睡眠モードはMisfit Shineを使うユーザーに一定以上の活動が確認された場合に解除されるという。寝像が悪い人は、3タップして睡眠モードに切り替えた後にMisfit Shine本体を触らないよう、少し離れた場所に置いておくといいだろう。睡眠時間は後ほどアプリで同期した際に確認できる。
ウェアラブル2.0
7月30日に行ったプレス向け発表会では、Misfit WearablesのSonny Vu(ソニー・ヴー)CEOがMisfit Shineの特徴や類似製品と比較した際の優位性などを紹介した。
Sonny Vu氏はMisfit Wearablesの特徴として「シンプル」「防水性」を挙げた。服装に左右されず、さまざまな場所に身に着けられるデザイン性や数タップで行える簡単操作、またアルミを採用することによる耐久性の高さなどを意識して開発したという。
Misfit Wearables社はCEOのSonny Vu氏とアップル、ペプシコーラ元社長のJohn Scully(ジョン・スカリー)氏、AgaMatrixの共同創業者兼最高技術責任者(CTO)のSridhar Iyenger(シュリダール・イェンガー)氏が2011年10月に創設した企業。2012年にクラウドファンディングで投資を受けるなどして資金を調達し、今回の製品化に至った。今後は販路を広げるほか、Androidアプリ対応などを行っていく予定だ。
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