スマホアプリだけで海外旅行を楽しめるのか? 2泊4日のマレーシア弾丸取材(2/4 ページ)
「明後日からマレーシアに飛んでよ、ホテルの予約とか現地でやればいいから」――そんなムチャブリをしてくる誠 Style編集部。バックパッカー的な旅行ができない筆者にとってハードルの高い旅が始まったのです。
ネットがあれば何でもできる! 土地勘もなく散策してみた
とうとう現地に着いた筆者は、まずはライフラインであるネット接続の環境を手に入れようと、SIMカードを売っている店を探します。これはまったく苦労することなく入手できました。何と入国審査ブースの手前に複数のお店があったのです。
今回は現地のプリペイドSIMである、Maxis Communicationsの「HOTLINK」を25リンギット(約760円)で購入しました。(参考記事「海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「クアラルンプール」編」)
LCC専用ターミナルからバス、MRT(クアラルンプール内を走る鉄道路線)を乗り継ぎ、今回予約した「コーラスホテル・クアラルンプール」に向います。驚いたのは、てくてくと歩いてホテルに向かっていくと、「ホテルの近くに来たよ」というプッシュ通知がくることです。そういえば飛行機の出発時間前にも通知が来ましたっけ。
プッシュ通知をチェックすると、いまいる場所とホテルの場所が地図上に表示されています。スマホさえあればもう海外でも迷うことはなくなったのですね……。
このホテル、適当に選んだわりには快適でした。すぐ近くに大きなショッピングモールであるスリアKLCC、そしてペトロナスツインタワーがあり、MRTの駅も近くとても便利。クアラルンプールはモノレールやMRTなど交通の便が非常によく、駅の近くならばどのホテルでも便利そうです。
さて、今回の取材の重要タスク、「明日のホテルの予約」です。が、やっぱり土地勘がまったくないまま予約するのは不安です。少しクアラルンプールを回ってから、便利そうな場所にあるホテルを選びたいので、まずは街を歩いてみたいと思います。
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