片道1万円ちょいのLCC「香港エクスプレス」で充実の香港1泊2日弾丸ツアー:目的がマニアックすぎるって言わないで(2/4 ページ)
片道1万2700円(燃油サーチャージ込み)で羽田から香港へひとっとび。しかも行きは深夜発。仕事を終えた金曜夜から出発できる――これ、なかなか良くないですか?
あなたが香港に行く理由を探そう
さて、LCCで香港に行くとしたら何をしたいですか。普通、海外旅行といえば「あれもしたい、ここも行きたい」と、いろいろな目的を詰め込むことでしょう。でも、ここまで航空券が安いのであれば、海外旅行に出かける理由など1つあれば十分ではないかと思いました。
今回のスケジュールは1泊2日です。そこでいろいろなモデルスケジュールを考えてみました。「こんな理由で香港に行っちゃうんだ」と気軽に読んでください。
理由その1:香港ディズニーランドのイベントを楽しむ!
香港といえば(個人的には)香港ディズニーランドですよね。朝5時45分に香港に到着し、空港でゆっくりと朝ご飯を食べたあと、MTR(香港の鉄道路線)に乗って香港ディズニーランドに行ってきました。
「香港ディズニーランドなんて東京にあるのと一緒でしょ?」と思うなかれ。2013年5月にオープンした新アトラクション「ミスティック・マナー」は世界でここだけにしかない、最新の特殊効果を詰め込んだものなのです。個人的にはこれだけで「香港に来てよかった!」と思えました。
さらに、この時期は香港ディズニーランドもクリスマスの飾り付けが。点灯式にはミッキーやミニーも登場し、雪まで降ってきます。こういったシーズンイベントを気軽に見にいけるのもうれしい。
理由その2:香港で一足先に映画を楽しむ!
もう1つ、個人的にとても楽しみにしていたのは、日本ではまだ公開していない映画を、一足先に香港で楽しむこと。香港では2013年10月31日(全米では11月8日)に公開された『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を見てきました。この映画、日本での公開が世界で一番遅く、2014年2月1日まで待たなくてはなりません。「ならば香港で!」というのも実にアリな選択なのです。
尖沙咀駅のすぐ近くにある映画館「UA Cinemas」では、巨大スクリーンのIMAX 3Dでの上映でした。日本のIMAXはスクリーンサイズが小さめの劇場が多いのですが、香港の巨大スクリーンの迫力には感動。今回は英語音声、中国語字幕による上映で、英語が分からなくても漢字を読んでいれば何となく意味も分かります。
理由その3:日本じゃ売っていないものを買う!
マニア向け、かつ極めて個人的な理由が続きます。実は筆者、ユニバーサルスタジオのCGアニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』に登場するミニオンが大好きなのです。
この映画、米国における2013年公開映画では第2位の成績で、映画第3弾の製作も決定しています。が、「米国で大ヒットしたけど日本ではほとんど知名度がない」という映画作品のため、日本ではグッズがほとんど出ていません(この旅行記を依頼してきた担当編集のオカダ氏も、企画内容の打ち合わせで「はあ?」といった顔をしていました)。
しかしここ香港で見かけたグッズの数々は、本国の米国さえも超えるかもという品ぞろえ。残念ながら大きめのグッズは無料で機内に持ち込める手荷物の範囲を超えてしまうので断念しましたが、スーツケースに入るサイズのフィギュアとぬいぐるみをごっそりと購入。これだけでもこの仕事を受けたかいがありました。
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