「カンパノラ」にスイス製機械式ムーブ搭載の第4の柱──「メカニカルコレクション」:日本の匠の技とスイスの伝統を融合
カンパノラ初の機械式ムーブメント搭載モデル「メカニカルコレクション」が登場。スイスの伝統技術に培われた機械式ムーブメントと、日本の美意識が息づくデザインを融合をコンセプトに、ブランドテーマ「ステータスを遊ぶ」を演出する。
シチズン時計は、“時を愉しむ”を提案する「カンパノラ」シリーズにスイス製機械式ムーブメントを搭載した「メカニカルコレクション」2モデルを追加すると発表、2014年8月上旬に発売する。価格は50万円(税抜)から。
時間を知るだけではない何かを──カンパノラは「ステータスを遊ぶ」「時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ」をテーマに、先端技術や“匠の技”を生かす独創的な世界感の演出を特徴とするウオッチブランド。2000年「コンプリケーション」(2010までのパーペチュアルカレンダーやミニッツリピーターを搭載)、2001年「コスモサイン」(全天の星座をリアルタイムに文字板で表現)、2006年「エコ・ドライブ」(宙空の美を表現。宙叢雲─そらのむらくも─など独創的なカラー名を冠した漆モデルも)に続き、第4の柱としてスイス ラ・ジュー・ペレ製の自動巻機械式ムーブメントをシリーズとして初めて採用。先進性を訴求するこれまでのカンパノラに対し、対極のアプローチで“時を愉しむ”提案をしていく。
カンパノラ特有の「宙空の美」を表現する、空間を生かし、立体感を演出した文字板デザインを継承。日常使いを想定した実用性を追求し、シンプルで端正な表情に、かつ日本人の腕になじみやすいよう従来モデルより小ぶりなサイズに仕上げた。文字板には1000分のミリ単位の精度で作られた電気鋳造金型で、日本の和紙、和傘、砂紋模様、そしてスイスのギョーシエ模様を表現。それぞれを融合し、質感と世界感を演出する。スイス製ムーブメント、日本組み立て。過去の点検履歴とともに国内での延長保証や修理、点検の受付、ピックアップサービスが受けられる「シチズン オーナーズクラブ」もメカニカルコレクションの発売にあわせて開始する。
ムーブメントに採用したラ・ジュー・ペレは、シチズン時計が2012年に傘下に収めたスイス・プロサーホールディング/ラ・ショー・ド・フォンの機械式ムーブメント開発・製造の専門会社で、スイスブランドの製品にも多数使われる。日本とスイスの国交樹立150周年とともに、スイスの伝統技術に培われた機械式ムーブメントと、日本の美意識が息づくデザインを融合したのもポイントの1つに据えた。
ラインアップはオールドシルバー文字板と金属バンド仕様の「NZ0000-58W」(53万円)とブラック文字板とクロコバンド仕様の「NZ0000-07E」(50万円)の2モデル。ムーブメントはスイス ラ・ジュー・ペレ製自動巻機械式(Cal.Y513 /平均日差−5〜10秒・2万8800振動/時・手巻き可能)。Sellita「SW300」をベースにビッグデイト表示やパワーリザーブ機能を加えた。動作時間は最大巻き上げ時で約42時間。風防はデュアル球面サファイアガラス(99%クラリティ・コーティング)、裏ぶたはシースルーバック。日常生活防水。サイズは42×14ミリ(ケース径×厚さ)。
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