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新装オープン!「デルタ航空博物館」に行ってみた:秋本俊二の“飛行機と空と旅”の話(3/4 ページ)
アトランタ国際空港に隣接する「デルタ航空博物館」が、2014年6月にリニューアルオープンしたのをご存じだろうか。飛行機好きなら絶対楽しめるこの広大な博物館はまさに「体験」「発見」「感動」の連続。航空写真家・チャーリィ古庄氏と2人でたっぷり堪能してきた。
「プロペラ機」と「ジェット機」──2つの時代をテーマに
総面積6万8000平方フィートの館内は「プロペラ機」時代をテーマにした第1ハンガーと「ジェット機」時代に移行した第2ハンガーに分かれ、農薬散布の会社として起業してから今日までのデルタ航空の歴史と、民間航空産業の発展の軌跡を楽しみながら学ぶことができる。
1940年から23機を運航したダグラスDC-3の機体を前に、年配のアメリカ人男性は「当時が懐かしい」と目を細め、いまはもう知らない人も多いトラベルエアの珍しい機体に「こんなヒコーキに乗ってみたいね」と若い2人連れが見入っている。天井からつり下げて展示されたプロペラ機は、まるで現在の空を実際に飛行しているようだ。
機体のほか、創業者の発言集や私物品なども展示。パイロットのフライトチェック作業などの体験コーナーもある。見学を終えたあとは、デルタ航空のロゴ入りグッズや航空関連アイテムなどを揃えたギフトショップでのお土産選びがオススメだ。
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