大豆のちょっといい話 「ハンバーグより豆腐ハンバーグ」でスリムに!?:もうすぐ節分(1/2 ページ)
2月3日は節分。家で豆まきをされる人も多いのでは。大豆には体に良い栄養分が含まれていると言いますが、どのような効果があるのでしょうか。オランダの研究グループが分析したところ……。
「鬼は〜そと! 福は〜うち!」もうすぐ節分。家で豆まき、やりますか? 2月の節分は、立春の前日、2月3日に「邪気」など悪いものを豆まきで退治する行事です。日本では大豆は、米、麦、粟(あわ)、稗(ひえ)とともに「五穀」とされ、昔からとても大切な作物の1つと考えられてきました。また、「魔滅(まめ)」という当て字も使われ、災いや病気を滅ぼす力が秘められていると考えられていました。確かに、大豆にはその通り、病気を吹っ飛ばすほど、体に良い栄養分がとてもバランス良く含まれているのです。
畑のお肉、大豆!
一般的に「タンパク質」と言うと、肉や魚を想像しますよね? 植物とタンパク質って、あまり結びつかない気がします。そのイメージ通りで、植物由来のタンパク質は、栄養価があまり高くない場合が多いです。ところが大豆は、肉や卵に劣らず「必須アミノ酸」と呼ばれる成分をバランス良く含んでいる、いわゆる「良質のタンパク質」食品で、「畑のお肉」という別名までつけられているのです。タンパク質だけではなく、大豆は体調不良を改善するビタミン、ミネラルなどもバランス良く豊富に含み、まさに自然のバランス栄養食だと言われています。やりますね、大豆。
大豆がメタボに効果的かどうか調べた研究
大豆に関して、昨年、オランダの研究グループにより、「肉食を大豆食に変えると肥満は解消されるか?」を調べた研究の結果が報告されたのでご紹介します。
研究グループは、おなか周りに肥満のある、閉経後の女性15人を2つのグループに分け、片方のグループは、肉を中心とした通常のタンパク質を取る食事、もう片方のグループには、肉を大豆に置き換えたタンパク質を取る食事を1カ月間続けてもらい、その差を調べました。
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