高機能ハイエンドのバリエーションが多彩に――最新G-SHOCK & OCEANUS:カシオ2015年春夏新作ウオッチ展示会(1/3 ページ)
G-SHOCK+OCEANUSで「GPS+標準電波」のハイブリッド時刻取得機能を、G-SHOCK+EDIFICEで「スマートフォン連携」というコンセプトを推し進めるカシオの腕時計。2015年春夏モデルは何に力を入れているのか? 新作発表会で見かけた注目モデルを紹介しよう。
カシオ計算機は3月上旬、2015年春夏期発売の新作ウオッチを展示する「2015年Spring/Summer CASIO時計新製品展示会」を実施した。
春夏発売モデルのテーマは「Global Time Sync さあ、地球精度へ」で、2014年秋冬新製品展示会のときと同じ(参照リンク)。しかし前回が、GPS+標準電波モデルやBluetooth対応モデルといった新機能を備えた時計を多数発表して「アナログウオッチの高機能化」を印象付けるものだったのに対して、今回の展示内容は昨年発表のモデルをベースに、素材やデザインなどを変えたバリエーションモデルを展開するものだった。
OCEANUSの新製品「OCW-T2600」10万円。2013年10月に発売したハイエンドモデル「OCEANUS Manta(マンタ) OCW-S3000」と同じ、6モーターを搭載したモジュールを使用している。S3000同様の機能・デザインを、よりリーズナブルな価格で提供するという商品だ
同じ機能を備えているが、より軽いもの、より傷つきにくく丈夫なもの、新しいデザインやカラーリングのもの……ユーザーにとっては、高機能ウオッチの選択肢が増え、より好みに合わせたものを選べる、ということを強調した展示内容という印象がある。
G-SHOCK〜GPSハイブリッド電波ソーラーが素材進化「GPW-1000T」
2014年7月に発売された「G-SHOCK GPW-1000」は、世界で初めてGPS電波受信機能と標準電波受信機能の両方による時刻取得システムを搭載した腕時計(参照リンク)。電波エリア内であれば世界6局の標準電波を、エリア外ではGPS衛星からの時刻情報を受信し、世界中どこでも自動で正確な時刻を知ることができる……という機能を備えたG-SHOCK(SKY COCKPITシリーズ)だ。
今回、バーゼルワールド 2015(参考記事)で発表された「GPW-1000T」は、GPW-1000をベースにして、さらに軽く・強くを実現したモデルだ。GPW-1000が約126グラムだったのに対し、GPW-1000Tはメイン素材に64チタンを採用することによって、約10%の軽量化を実現した。
GPW-1000Tのバーゼルスペシャルモデルとして発表されたのが「GPW-1000TBS」だ。ゴールドIP処理とブラックIP処理を重ねて、スペシャルモデルらしいヴィンテージ感を出している。
カモフラージュ仕様の「MASTER OF G」
G-SHOCKの定番モデルといえば、日本ではスクエアフェイスの5600系、米国では丸形で三ツ目の6900系(参照リンク)。これら定番モデルや人気モデルを新しいカラーやモチーフでデザインしたモデルが多数並んでいた。
究極に過酷な状況で使われることを想定して機能特化した「MASTER OF G」シリーズ(RANGEMAN、FROGMAN、MUDMAN、GULFMAN)に、カモフラージュバンド仕様モデルが登場。左からFROGMAN、RANGEMAN、MUDMAN
ビッグサイズのGD-X6900をベースに、へザード柄を採用した「GD-X6900HT」。スケートボードやBMXなど激しい運動にも耐えるタフさ、暗所で便利な高輝度LEDバックライトなどが特徴。バッテリー寿命は約10年
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