最もお手軽に仕事の速さをアップするにはPCの操作速度を上げればいい。それを実現する練習いらずの方法の1つが、シンプルに“高速に起動”するアプリを使うことだ。
たいていの仕事がそうなのだが、1時間あっても、そのすべてを仕事を充てているわけではない。ぼーっとしていたり、何かを待っていたりという時間は少なからず発生する。
中でもタチが悪いのが、PCを使っている際の待ち時間だ。この間はほかの何もできず、さらに仕事の連続性が途切れてリズムが崩れたり、集中力も落ちる。突然OSを再起動しなければいけなくなってしまったら、仕事を続けようという気はまず間違いなくなくなるわけで、「起動するまで休憩するか」と席を立ってしまうことだってある。
いかにPCを使った仕事のスピードを上げるか。第3回は、より軽いアプリケーションに切り替えてできる限り待ち時間を減らすことを考えてみる。
画像ビューワとして、高速に起動してキーボードでサクサク操作するなら、「Irfan View」がお勧めだ。多少の画像編集も可能だが、なんといっても動作の機敏さとキーボードショートカットが魅力。筆者は、デジカメの多数の画像を次々と見ていって使う画像を選んだり、ちょっとした画像の内容を確認したりするのに使っている。
よく使うショートカットを挙げると、下記のようなところ。マウスの右クリックを押しながらマウスを動かすと、画像を自由にスクロールさせることもできる。
画像を見るだけでなく、編集もしたいなら「Paint.NET」も試してみたい。起動も早く、一般的な編集ならこなす(レイヤー機能もある)。操作体系には独特な部分もあるが、軽いレタッチソフトとしてはお勧めできる。
高速なPDFビューワとして有名なのが、「Foxit Reader」だ。まるでテキストファイルでも開くように、PDFを閲覧できる。最新のAdobe Readerが備えるような機能はないが、“PDFを見る”だけなら、ほぼ待ち時間なしだ。
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