連載
» 2007年06月28日 15時29分 UPDATE

シゴトハック研究所:ペア・ミーティングの副次的効果とは?【問題編】

2人でペアになって、互いの作業の進捗などを確認していく「ペア・ミーティング」。そこにはメインの効果のほかに、副次的な利点もあります。

[大橋悦夫,ITmedia]

 「ペア・スケジュール」(6月15日の記事参照)と「ペア・ミーティング」(6月22日の記事参照)を日々の仕事に取り入れ始めたタカフミ君とカホコさん。実際にやってみて初めて気がついたことがあったようで、ノリオ課長が2人の話に耳を傾けています。

manga50.gif     マンガ:ふじたきりん

カホコさん タカフミさんとペア・ミーティングをしていて気づいたんですが、タカフミさんのPC操作がすごいんです! いろいろと便利なショートカットやオンラインソフトを駆使されていて、最初は何をやってるんだかさっぱり分かりませんでした。

タカフミ君 ははは、マニアですから。

ノリオ課長 それは思わぬ収穫だね。タカフミ君にとっては当たり前のように使っているツールが、カホコさんにとっては「それを早く知っていればよかったのに!」ということがあるわけだ。自分のPC操作を人に見せることというのは、実はめったにないことなんじゃないかな?

タカフミ君 ですねー。一緒に仕事をしていても、相手から受け取るのは最終結果だけですから、それを作るプロセスや、相手がどういう風に仕事をしているのかとか、どういうツールを使ってやっているのかは、分からないし、そもそも気にすることもないですし。

カホコさん 確かにそうですよね。

タカフミ君 よっぽど、「なんじゃこりゃぁ!」って思えるような資料であれば、どうやって作ったのかが気になって聞くことはありますけど。

カホコさん へぇ、それはどんな資料ですか?

タカフミ君 僕が一番驚いたのは、Excelのシートが50枚以上ある資料ですね。1枚目のシートが目次になっていて、そこから各シートにブック内リンクが張ってあって……。

カホコさん 50枚って、多すぎ……。何の資料なんですか?

タカフミ君 得意先別の売上分析資料なんだけど、得意先ごとにシートに分かれていて、特に印刷する時は便利なんだ。すべてのシートを選択して印刷すれば1回で済むからね。普通は得意先ごとにファイルで分かれていたりするから、いちいちファイルを開いては印刷、というのを繰り返さないといけなくて、面倒な上に時間もかかる。

ノリオ課長 で、その資料はどうやって作ったの?

タカフミ君 予想どおりではあったんですが、VBAでマクロを組んで作ったそうです。Accessの得意先データを読み込んで、Excelに得意先ごとにシートに分けて書き出す、という。もしデータに変更があれば、Access上でデータを修正して、再度Excelに書き出すプログラムを実行すれば済むわけで。

カホコさん なるほどー。

ノリオ課長 ところで、こうして話をすることによって、社内でそういうことができる人がいるということが分かったよね。これはさっきのカホコさんの話に似ていると思うんだけど。

カホコさん あ、本人にはそのつもりはなくても、という話ですね!

タカフミ君 確かに、乗せられるままに話しちゃいました。

ノリオ課長 むしろ、いろいろ教えようと意気込んでいる時の方が、かえって空回りしてしまうこともあるんじゃないかな?

タカフミ君 あぁ〜、そういえば以前、「社内研修の講師をやってくれ」って頼まれた時、ものすごくプレッシャーを感じたのを思い出しました。

ノリオ課長 そうそう。で、君たちがやっているペア・ミーティングにも実はそういった思わぬ副次的効果があるんだけど、気づいているかな?

筆者:大橋悦夫

仕事を楽しくする研究日誌「シゴタノ!」管理人。日々の仕事を楽しくするためのヒントやアイデアを毎日紹介するほか「言葉にこだわるエンジニア」をモットーに、Webサイト構築・運営、システム企画・開発、各種執筆・セミナーなど幅広く活動中。近著に『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『「手帳ブログ」のススメ』がある。


Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -