リコーの「quanp」がWebブラウザから利用可能に

リコーの提供するオンラインストレージ「quanp」が、Webブラウザから利用できるようになった。無料プランは1Gバイトまでのファイルアップロードが可能だ。

[杉本吏，ITmedia]

　リコーは6月23日、オンラインストレージ「quanp」をWebブラウザから利用できる「quanp.net」のβ版を公開した。対応ブラウザはInternet Explorer 6.0（SP2）以降、Firefox 2.0以降、Safari 3.0以降。

Webブラウザで利用するため、Mac OSやLinuxユーザーでも使えるようになった。画像はSafariでの利用画面

　quanpは、リコーが5月12日から提供を始めたオンラインストレージサービス。無料プランは1Gバイトまで、有料プランは100Gバイトまでのファイルをアップロードして共有できる。アップロードしたファイルはキーワードやタグによって検索ができ、サムネイル表示やプレビュー表示機能も備えている。

　これまでは専用ソフト「quanp.on」をWindows PCにインストールして利用するほかなかったが、新たに公開するquanp.netでは、Webブラウザからの利用が可能になった。Windows以外のOSでも対応ブラウザであれば利用できる。ログインIDと利用料はこれまでのquanp.onと共通。

　β版では、ファイルの複数選択やファイル転送など一部の機能が未対応となっている。正式版のリリース時期は未定だが、「ユーザーからの意見を反映して、さらなる改善を図っていく」（リコー）という。

コース	Quantum	Standard	Trial
月額利用料	980円	300円	無料
最大利用容量	100Gバイト	10Gバイト	1Gバイト