昨年結婚したばかりで、今年はとあるプロジェクトのリーダーを任せられています。プロジェクトに時間を取られ帰宅時間が遅くなることも。妻は口には出さないものの、こんな生活に不安のようです。
今回の相談は、仕事と家庭についてのもの。答えるのは、GMOメディアの取締役でコミュニティ事業部の岩崎綾(いわさき・あや)事業部長です。
こんにちは! 新卒で入社して3年目になります。昨年結婚したばかりで、今年はとあるプロジェクトのリーダーを任せられています。仲間内では「公私共に順調だな」と言われますが、実は悩んでいます。
というのも最近、プロジェクトに時間を取られ帰宅時間が遅くなっているからです。時には土日の出勤もあります。まだ子供はいないのですが、妻は口には出さないものの、こんな生活に不満のようです。
私としては、プロジェクトリーダーの仕事を勤め上げたいと思っているのですが、妻の不満げな顔をみるのもつらいです。どうしたらいいでしょうか?
こういう話は私の周りにもたくさんあるんですけれど、高度成長期の奥さまたちはどのようにやっていたんでしょうか。私も知りたいぐらいです。
一般的な話をすると、子供がいない夫婦で奥さまが専業主婦の場合、夫が仕事をがんばるって言っているなら、奥さまはがんばってと応援してあげたほうがいいに決まってます。「仕事をやってるのに、そんな不満げな顔するなよ」と思うのも夫としては当然の心境ですよね。
私の知り合いで、2歳の子供がいるところに双子が生まれて3人兄弟になっちゃったご夫婦がいます。育児疲れで奥さまが倒れてしまって、それが原因で夫は早く帰るようになりました。こういうケースはレアですが、ここまで大変であれば奥さまが不満を抱く気持ちも分かります。
一方、夫が稼いでくる金銭なり、仕事でステップアップした地位なりが本当に欲しいのであれば、奥さまはやっぱりちょっと我慢するべきではないでしょうか。
ビジネスパーソンとして1日も早く1人前になるには、30歳ぐらいまでに大きなプロジェクトに参加して、夜も昼も仕事しかしていない、または仕事のことしか考えていないという状況を一度でも経験した方がいいですし。年功序列は崩れつつありますから、がんばらないと新卒の給料のままずっと昇給しないこともあり得ます。
ということで、今後も責任のある仕事をしていきたいなら相談者は、奥さまにご理解していただくしかないでしょう。もし似たような状況の同僚がいたら、相談した奥さま同士でお友達になってもらうのもいいかもしれません。奥さま同士でコミュニケーションをとるようになれば、少しは気も晴れるはずです。
GMOメディア取締役コミュニティ事業部部長。東京都出身。1995年、ソフトバンクに入社し、IT雑誌の編集に従事。2000年、インプレスに入社。IT系ムック雑誌編集、Webニュースサイト編集に携わる。2006年、ブログ事業「ヤプログ!」の事業責任者としてGMOインターネットに入社。ヤプログ!事業移管に伴い、GMOメディアに転籍。現在は、コミュニティサイト「freeml」、日記サイト「さるさる日記」、無料ホームページサービス「プリキャン革命」事業を担当。10歳男児の母。
連載「○○部長、教えてください!」では、読者の皆様からの相談を受け付けております。以下のフォームから投稿してください。なお、受け付けました内容に関しては、記事中でご紹介させていただくことがございますので、ご了承ください。
個人情報は、弊社で策定いたしましたプライバシーポリシーに則って取り扱いいたします。詳しくは以下のURLにアクセスしてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.