進むクラウド化、デジタル化―最新会計ソフト活用で業務効率アップ

今年こそ申告直前に焦らない――「弥生」サポートセンターに聞いた「抑えておきたい5つのポイント」確定申告の季節がやってくる(1/2 ページ)

» 2015年12月04日 13時30分 公開
[山崎春奈ITmedia]

 気付けばもう12月、あと少しで今年も終わり。年が明ければ1月、そしてすぐ先には年度末――個人事業主のみなさん、また確定申告の季節がまたやってきますよ!

 直前になって焦らないコツを知っておきたい……という思いは誰もが抱えていることでしょう。プロの元に日々寄せられている質問や悩みを聞けばみんなが困っていることが分かるはず、それはきっと読者のみなさんも知りたいことなはず……! ということで、会計ソフト「弥生」のカスタマーセンターを直撃してきました。

繁忙期は1日9000件! 仕訳相談、業務相談もOKのサポート体制

 弥生のカスタマーセンターでは通常「サポート」と言って思い浮かべるソフトウェアの操作説明だけでなく、「仕訳相談」「経理業務相談」「確定申告相談」――など、広く経理や申告作業に関わる業務相談を受け付けています。5〜6年前にユーザーの要望の高まりに応じてスタートし、相談は年々増加。業種や事業内容、経営形態に限らず多種多様な質問が寄せられています。

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 「確定申告について本格的に相談が増えるのは年明けからだと思います。3月の半ば、提出期限間際の時期には1日に9000件ほどの電話があります」(顧客サービス本部 テクニカルサポートセクション リードスーパーバイザー 松岡徹さん)

 事業内容や経営形態に応じた仕訳相談、消費税やマイナンバーなど法や税制改正に関する質問まで受け付けています。会計や簿記の資格を持つスタッフも豊富で、長い時は1時間以上みっちり電話口で個別の事情を聞いて踏み込んだアドバイスをすることも。

 「営業用に購入した車の処理はどうしたらいいの?」「30万未満のPC、減価償却費は帳簿にどう書けば……?」など仕訳に関するもののほか、「e-Tax(国税電子申告・納税システム)がデータを読み込んでくれない……」など確定申告そのものに関する相談もOKです。

 「そもそもどこに問い合わせたらいいか分からない」といった開業・独立したてのユーザーの質問も多いそう。時には「どうしても残高が合わない! 助けて!」という悲痛な叫びも受けるそうです。そんな時はこれまでの経験を総動員して記入位置を間違えていないか、必要な数字を書き入れているかを1つずつ確認していくとのこと……す、すごい。プロの技!

 製品に関する問い合わせ以外で多いのは、開業前後の手続き(当然、不慣れで分からないことが多いですよね)、クレジットカード決済に関するもの(プライベートな用途と混ざりがち)など。年間100万件にも上る問い合わせを処理する中で分かった「よくある質問」を弥生製品利用者に限らず活用できる解説として、WebサイトでもQ&A形式でまとめて紹介しています。

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