大手スーパーマーケットのイトーヨーカ堂は1月8日、同日付で戸井和久社長兼最高執行責任者(COO)から亀井淳顧問への社長交代を発表した。亀井氏は2006年9月〜2014年5月まで同社社長を務めていた。
戸井氏は取締役から外れて社長付となる。社長就任からわずか1年8カ月での退任となった。
社長交代の背景には長引く業績不振があると見られる。親会社のセブン&アイ・ホールディングスが2016年1月7日に発表した連結決算では、2015年3月〜11月期のスーパーストア事業は、営業利益が4億4300万円(前年同期比95.3%減)と大失速。主軸の総合スーパー(GMS)であるイトーヨーカドーでは、同年10月に今後5年間で40店舗の閉鎖、本部人員の3割削減といった事業構造改革を打ち出したばかり。
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“乱セ”の裏で勃発した巨人の監督問題――その裏側にあるモノとはCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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