セブン&アイ、イトーヨーカ堂の構造改革発表 5年で40店舗閉鎖、本部人員3割削減

» 2015年10月08日 15時24分 公開
[ITmedia]

 セブン&アイ・ホールディングスは10月8日、イトーヨーカ堂の事業構造改革を発表した。本部人員の3割削減に加え、収益改善の見込めない店舗について今後5年間で40店舗を閉鎖し、人員の適正化も実施する。

photo イトーヨーカ堂の店舗網

 15年3〜8月期のイトーヨーカ堂を含むスーパーストア事業は、営業利益が前年同期から87.4%減の11億5800万円にとどまった。従来から取り組んでいる構造改革に加え、追加の施策で収益改善を急ぐ。

 閉鎖する40店舗は全店舗(国内184店・海外11店)の約2割に当たる。新たな構造改革では、本部人員は削減し、本部機能の一部は店舗に委譲。新規出店は収益の見込めるSC型、食品特化型店舗に集約する。テナントミックスで品ぞろえを強化するほか、地方店舗では食品を中心に提携企業と連携していく。

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