新「オレオ」、9月に登場 販売元変更に伴い新発売 中国工場で生産

» 2016年05月11日 15時02分 公開
[ITmedia]

 モンデリーズ・ジャパンは5月11日、ビスケット製品「オレオ」「リッツ」「プレミアム」計8製品を9月から販売すると発表した。国内では長くヤマザキ・ナビスコが製造販売してきたが、ライセンス契約の終了に伴い、直接販売に乗り出す。

photo 新たに販売される3ブランド

 オレオは「バニラクリーム」「チョコレートクリーム」「ストロベリークリーム」「ビッツサンド バニラ」の4製品、リッツは「クラッカー S」「クラッカー L」「チーズサンド」の3製品。プレミアムはダブルサイズの新形状で販売するという。

 新パッケージは店頭で視認性の高いデザインを採用し、広告やキャンペーン、売り場作りなどを積極的に展開するという。オレオとリッツは日本の消費者ニーズを満たすように開発し、日本人が好む味に改良しているという。

 生産はそれぞれ海外で行い、オレオは中国・北京、リッツはインドネシア、プレミアムはイタリアの各工場で製造する。北京の工場はMondelez Internationalが持つ最大の工場で、中国市場やオーストラリアを含むアジア太平洋地域7カ国向けに製造しているという。

 国内ビスケット市場は過去3年で約14%成長。同社は「日本のビスケット市場に参入することで、3ブランドを成長させ、事業拡大を目指す」としている。

 オレオなどは国内で山崎製パン子会社のヤマザキ・ナビスコが長く販売してきたが、8月末でライセンス契約を終了。Nabiscoを傘下に持つMondelez Internationalが直接販売することになった。

 ヤマザキ・ナビスコはオレオ、リッツなど4ブランドの製造を8月末で終了し、在庫販売をへて同社からは終売となる。9月1日には「ヤマザキビスケット」に社名変更し、新商品の販売に乗り出す考えだ。

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