任天堂、通期の売上高・営業益を下方修正 4〜9月期は営業赤字

» 2016年10月26日 18時20分 公開
[ITmedia]

 任天堂は10月26日、2017年3月期通期の連結業績見通しを修正し、売上高は前回予想から300億円減の4700億円、営業利益は同150億円減の300億円になる見通しだと発表した。前期から減収減益となる。

photo 来年3月には新型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売する

 為替レートをドル/円110→100円に、ユーロ/円125→115円へと変更した上、足下の実績から販売見通しを見直したため。

 「Pokemon GO」を共同開発した関連会社・ポケモンについて、持分法による投資利益として120億円を計上するものの、経常利益は前回予想から350億円減の100億円に引き下げる。

 最終益は、米メジャーリーグのシアトルマリナーズ運営会社の株式売却益として627億円を計上する結果、前回予想から150億円増の500億円を見込む。

 同日発表した4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比33.0%減の1368億円、営業損益は59億4700万円の赤字(前期は89億7700万円の黒字)だった。

 ニンテンドー3DSは堅調だったが、ライフサイクル末期のWii Uでソフト販売が減少。amiiboも、活用できる新作ソフトが少なく伸び悩んだ。

 スマートフォン向け「Super Mario Run」(スーパーマリオラン)を12月に世界配信する計画。その後、「ファイアーエムブレム」「どうぶつの森」アプリを順次配信していく。

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