「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」……だけど、タフであり続けることも、優しくあり続けることも、簡単ではない。
ほとんどの人が一度は利用したことがある「コンビニ」。ニュースやデータからコンビニで何が起きているのかを、推理して、調査して報告します。筆者は大手コンビニの元本部社員、元コンビニオーナー。コンビニの表と裏を見てきた者だけにしか書けないコラムはいかがですか?
筆者はこれまでコンビニ本部の社員とオーナーの両方を経験してきたが、その間、アルバイトの採用面接は数え切れないほどやってきた。今回は、面接に欠かせないアイテムの1つ、履歴書について考えてみたい。
面接というのは受ける側はもちろんのこと、する側も緊張する。受ける側は「どんなことを聞かれるのか」「きちんと受け答えできるだろうか」などを気にするが、一方の面接する側も「今日会う人はどんな人か」「採用したらちゃんと働いてくれるだろうか」などと考えているのだ。
一般的に「履歴書は手書きでなければいけない」とか「志望動機はこう書くとよい」などと言われているが、筆者がコンビニオーナーだったころ、さまざまな履歴書と出会った。
例えば、写真。常識を知らないだけなのか、それとも時代の流れなのか、履歴書に証明写真じゃない写真を貼ってくる応募者もいた。海に行ったときに友だちに撮ってもらったのだろうか、ピースサインで満面の笑みを浮かべたスナップ写真の切り抜きや、花びらが舞うプリクラのシールが貼られた履歴書もあった。
証明写真だけではない。何枚も書くのが面倒なのか、それとも写真代が惜しいのか、写真を貼った履歴書をコピーして持ってきた強者もいた。一枚一枚書くのがめんどくさいという気持ちは分からないでもないが、写真をコピーすると画像が潰れてしまうのでやめたほうがいいだろう(いや、そもそもそういうレベルの問題ではないのだが……)。
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