調査リポート
» 2016年11月29日 18時30分 UPDATE

報酬差やキャリアサポートにギャップ:職場の男女平等意識調査 「報酬差ある」世界最下位

職場における男女平等について、ビジネスパーソンはどのように感じているのだろうか――ランスタッド調べ。

[ITmedia]

 職場における男女平等について、ビジネスパーソンはどのように感じているのだろうか。総合人材サービス会社ランスタッドが世界33の国と地域を対象に行っている労働者意識調査によると、日本の女性労働者の4割以上が性別の違いによる「報酬差」や「キャリアサポートの差」を感じており、世界の中でも非常にギャップのある結果だという。

 「自分の勤務先では、性別によって報酬差がある」と答えたのは、日本平均では32.6%。グローバル平均の20.7%を上回り、調査対象国内で最下位だった。さらに男女別で見ると、「差がある」と回答した日本男性が24.0%だったのに対し、日本女性は41.0%と、男女で感じ方にズレがあることが分かった。

「男女で等しく報酬が与えられていると思う」のアンケート結果。日本は報酬面での平等が対象国内で最下位だった

 「希望する仕事や昇進について、男女問わずキャリアサポートされている」と回答したのは、グローバル平均は70.4%だったが、日本平均は59.5%と、調査対象中3番目に低い結果だった。

キャリアサポートに男女差

 「労働における男女平等を実現するために、どちらかの性別を優遇する」ことに関する考え方は、グローバル平均が36.2%と反対派が多いのに対し、日本平均は48.4%と二分する結果に。男性より女性の方が、いわゆる「アファーマティブ・アクション」に否定的だった。

女性の方が「どちらかの性別を優遇する」ことに否定的

 その一方で、「現在の直属の上司は男性」と答えた日本女性は76.1%と、調査対象中で1位だった。ランスタッドは「男性優位の社会であることがあらためて露呈された」と分析している。また、「希望する上司の性別は男性」と回答した日本女性は67.8%とかなり高い。女性活躍推進法の施行で女性管理職の比率アップを政府は目指しているものの、女性上司の元で働くことに抵抗を感じている女性が多いことが分かった。

男性優位社会で、女性上司に抵抗がある?

 同社は、世界33の国と地域を対象に、年に4回労働者の意識調査を実施している。期間は7月20日〜8月4日で、18〜65歳の労働者を対象にインターネット上で調査を行った。

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