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» 2016年12月07日 12時34分 UPDATE

オタクの消費額はどれくらい?:アイドル市場が大きく拡大 恒例「オタク市場」調査

矢野経済研究所の恒例「オタク市場」調査結果によると、2015年度にはアイドル市場が大幅に拡大した。

[ITmedia]

 矢野経済研究所が12月7日発表した、恒例の「オタク市場」調査結果によると、2015年度のアイドル市場は1550億円となり、前年度からプラス30.7%と大幅に拡大した。アイドルオタクの年間消費額も、全オタクの中で最も高かった。

photo 消費額が最も多いのはアイドルオタク

 アイドル市場は前年度の1186億円から大きく成長。ジャニーズやAKB48のコアファンが市場を支えている上、新しいグループの台頭で拡大傾向にあるという。

 アイドルオタクの1人当たり年間消費額は7万9783円で、前年度(7万4225円)から5000円以上アップ。2番目に多い「メイド・コスプレ関連サービス」(3万7289円)の倍以上に上っている。消費額が最も少なかったのはボーカロイドの8950円だった。

 2015年度は総じて好調に推移。プロレスが若年層や女性層の取り込みに成功して成長し、「恋愛ゲーム」や「ボーイズラブ」もプラスに転じた。

分野 金額(億円) 成長率(%) 動向
同人誌 775 +2.4 ダウンロード販売が好調
プラモデル 266 +1.9 キャラクターモデル拡大、スケールモデル低調
フィギュア 320 +1.3 女性ファン層増加、訪日外国人需要で拡大も、購入数や頻度低下
ドール 134 +0.7 固定ファンが支え、新商品発売で微増
鉄道模型 95 +3.3 寝台特急や新幹線関連が好調
アイドル 1550 +30.7 ジャニーズやAKBなどのコアファンに加え、複数グループの台頭で拡大
プロレス 124 +2.4 各団体の新規ファン取り込みで若年層や女性など拡大、興業も増加傾向
コスプレ衣装 435 +1.2 ハロウィンも定着し、一般的な趣味として定着
メイド・コスプレ関連 115 +2.7 メイド喫茶ブーム終了も一般層や訪日観光客をターゲットにした業者がけん引
アダルトゲーム 185 -3.1 ノベルティグッズの商品化などメーカーの販売戦略奏功で縮小幅は緩やかに
AV 512 -1.6 ヘビーユーザーが支えるほか、ダウンロード販売がユーザー層拡大
恋愛ゲーム 146 +6.6 業界内競争が激化も一般女性向けが好調
ボーイズラブ 220 +3.8 ヒットコンテンツの出現でプラスに転じる
ボーカロイド 92 +2.2 初音ミク人気で関連商品に加えライブ本格化
トイガン・サバイバルゲーム 150 +4.2 初心者や女性を取り込んで拡大してきたが伸び率に落ち着き
photo 各ジャンルの平均消費額は、オタクと自認・他人から認知されていると答えた人の消費額から算出している=矢野経済研究所のニュースリリースより

 アンケート調査した15〜69歳の男女9876人のうち、「オタク」と自認・他人から認知されているのは19.1%で、前年度から2.8ポイント減だった。

 関連機器が今年相次いで発売されたVR(仮想現実)については、実際に経験したことがある人は「オタク」が14.2%だったのに対し、非オタクは5.0%と大きな差があった。

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