調査リポート
» 2017年02月23日 18時53分 UPDATE

厚労省調査:男女間賃金格差、過去最少 16年 正規・非正規の格差も

男女間の賃金格差と、正規・非正規の賃金格差が過去最少を更新した――厚生労働省調べ。

[ITmedia]

 厚生労働省が2月22日発表した2016年の賃金構造基本統計調査の結果によると、フルタイムで働く女性の所定内給与額の平均は前年比1.1%増の24万4600円と、過去最高を更新した。一方、男性は前年から横ばいの30万4000円。男性の賃金を100.0とした場合に女性は73.0となり、男女間賃金格差は過去最少を更新した。

photo 性別賃金の推移(厚生労働省調べ)

 雇用形態別では、正社員は男性が0.2%増の34万9000円、女性が1.0%増の26万2000円だった。非正社員は、男性が2.7%増の23万5400円、女性が4.2%増の18万8600円。女性の非正社員の給与アップが格差解消に影響している。また、正規・非正規の賃金格差は65.8で、05年の調査開始以来最も少なかった。

photo 雇用形態別賃金の推移(厚生労働省調べ)

 年齢層別では、男性は年齢を経るごとに賃金が上昇する傾向が強く、ピークを迎える50〜54歳の平均値は42万5700円だった。女性の賃金カーブは比較的緩やかで、ピーク時の50〜54歳の賃金は26万9500円。賃金の上り幅には依然として差があった。

photo 賃金の上り幅の比較(厚生労働省調べ)

 産業別では、男性は「運輸・郵便業」(3.4%増の28万4500円)、「建設業」(1.9%増の34万8200円)など、女性は「運輸・郵便業」(5.7%増の30万4200円)、「学術研究・専門サービス業」(4.1%増の28万9400円)などが大きく伸びていた。

photo 産業別の賃金(厚生労働省調べ)

 調査は、10人以上の労働者を雇用する4万9783の事業所を対象に実施した。

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