モスバーガー、オーナー判断で営業時間を短縮可能に5月から50店が短縮営業

» 2017年04月27日 13時10分 公開
[ITmedia]

 モスフードサービスが、ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の営業時間を店舗の運営状況に合わせて短縮できる取り組みを始める。パート・アルバイトの人手不足などによって、業務時間が増大している加盟店オーナーの負担を軽減する狙いがある。

 同チェーンの営業時間は午前7時〜午後11時。まず5月中にも、早朝の営業が難しい全国約50店の開店時間を1〜2時間遅らせる。

photo モスバーガーの公式サイト

 モスフードサービスは「顧客のライフスタイルの変化などにより、朝限定メニュー『朝モス』の利用が減っている店舗が存在する。人手不足だけでなく、顧客の減少もオーナーの負担になっている」(広報IRグループ)と明かす。

photo 「朝モス」のメニュー

 今後は、店舗状況をより詳しく知るため、モスバーガー本部と加盟店の仲介役として、加盟店を定期的に訪問して助言などを行う「スーパーバイザー」と呼ぶ担当者が、オーナーへのヒアリングを強化。本部が認めた場合、オーナーの判断で閉店時間も変更できるという。

 同社は「夜間の顧客が少なく、閉店時間の繰り上げを検討している店舗も存在する。店舗の状況をしっかりと把握し、オーナーの働き方を改善していきたい」としている。

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