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» 2017年11月08日 10時21分 公開

山谷剛史のミライチャイナ:中国のスマートスピーカーは意外な方面ですごかった (1/3)

中国の「独身の日」(11月11日)には、いま話題のスマートスピーカーが約1700円という価格で販売される。その「天猫精霊」をいち早く入手し、使ってみた山谷氏のリポート。

[ITmedia]

 中国EC大手の阿里巴巴(アリババ)からスマートスピーカー「天猫精霊(TMALL GENIE) X1」がリリースされている。スマートスピーカーといえば米Amazon.comの「Echo」が有名だが、中国では既に百度(バイドゥ)の音声認識と検索エンジンを使った「至愛小播」という製品(筆者も利用していた)や、京東(ジンドン)の「DingDong」という製品がリリースされている。

photo スマートスピーカー「天猫精霊」。専用スマホアプリと連携させて使う形だ

スマートスピーカーがなんと1700円で!?

 天猫精霊の値段は499元(約8500円)だが、オンラインショッピングのセール日「双十一(11月11日)」には99元(約1700円)という激安価格で販売されるので、中国で多くの人が試しに購入することが予想される。双十一は激安ないしお得な目玉商品やサービスを提供することで、一気に中国のネットユーザーに新サービスを利用させて、ネットリテラシーを底上げするタイミング、つまり双十一をきっかけにスマートスピーカーを多くの人に使ってもらおうとしているわけだ。

 普及するかどうかはともかく、ひとまず使ってみようという人は多そうな天猫精霊。筆者は定価の499元でいち早く購入したのでレビューしよう。

photo 「天猫精霊」のシンプルなパッケージ。ネコのマークはECサイト「天猫」のマーク

 天猫精霊のパッケージは近年の中国IT製品のセオリー通りきわめてシンプル。黒の単色のパッケージ(ホワイトモデルでは白のパッケージ)の中には、製品のほか、紙1枚のハードウェア説明書と話しかける文言例を書いた説明書(後述)が1枚ずつ、それにこの手の製品では多くがUSBケーブル経由での充電なのだが、天猫精霊では珍しくACアダプターが付属している。

 天猫精霊は円柱形で、大きさは83×83×126ミリ、重さは400グラム。カラーはホワイトかブラックの2種類から選べる。OSはAliGenie、CPUにMediaTekの「MTK MT8516」を採用する。無線はBluetoothと無線LANが利用可能だ。本体上部にはマイク穴が6つと音量調整用のタッチパネルがあり、それにミュートボタンがある。

photo 天猫精霊

 スマートフォン側では、パッケージやサイトに描かれたQRコードをスキャンしてアプリをインストール。そしてアリババのECサイト「淘宝網(タオバオ)」のユーザー登録とひも付けてアプリを登録する。淘宝網のユーザーアカウントがなければ、電話番号で登録が必要になるが、登録画面を見る限りでは中国以外の電話番号の登録も可能なようだ。登録後、アプリに無線LANのパスワードを入力すると、天猫精霊が設定完了を伝え、利用可能となる。

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