鳥山明さんの悲報は本当に数多くの中国メディアが報じた。中国外交部の報道官・毛寧氏が「彼の作品は中国で非常に人気で、多くの中国のネットユーザーが死を悼んでいました」と哀悼のコメントを行い、それが人民日報など権威ある国のメディアで更に広がった。漫画家の死去に外交部がコメントするのは見たことがないと中国でも驚かれた。
かつて「海賊版天国」と言われていた中国だが、今は若者がコンテンツを金を払って正規版で見る動きが見られる。この動きは本物であり今後も続くのか、中国人全体の傾向としてあるのかを考察したい。
中国で一時期もてはやされていたガラス張りの無人カラオケボックス「ミニKTV」が不調だ。なぜそうなったのか。
米国が口火を切った米国製品禁輸措置により、Huaweiは多大な被害を受けた。そして、現在はどうなのか。
日本でも話題になった音声SNS「Clubhouse」だが、音声通信の基盤として中国Agoraのシステムが使われており、中国当局による検閲リスクが指摘されている。力を付けつつある中国製SaaSの上手な活用法をいまこそ考えるべきだ。
コロナ禍以降、中国の都市では電動自転車のシェアリングサービスが急拡大。数多く街を走っている。だが車両が増えすぎた影響で管理がずさんになり、中国湖南省の省都・長沙では、約40万台が空き地に放置されているという。こうした中国シェアサイクルの実情を、現地の事情に詳しいジャーナリストの山谷剛史氏がレポートする。
中国産スマートフォンメーカーが、中国を中心に、スマート家電領域に力を入れている。その筆頭格がXiaomiだ。各社の戦略と今後の展望を、中国のIT事情に詳しいライターの山谷剛史氏が解説する。
ヤフーの信用スコアサービス「Yahoo!スコア」が8月末に終了する。多くのユーザー基盤を持つヤフーが手掛けたにもかかわらず、このサービスは日本に定着しなかった。一方、中国では、数年前から「芝麻信用」が普及している。なぜ日本と中国で、こうした差が生まれるのか。中国に精通する筆者が、その要因を考察する。
“アベノマスク”に粗悪品が混ざっていたと報じられている。そのマスクの中には、中国製のものも含まれているようだ。現地で作られるマスクはそんなにひどいのか。中国を専門とする筆者が、現地の模様を解説する。
中国でデリバリーやシェアサイクル、口コミサイトなど生活関連サービスにまつわる「O2O(Online to Offline)」ビジネスを手掛けるのが「美団点評」だ。新型コロナ対策では、無人運転による配送を行ったことでも注目された同社の“実力”とは?
「S級国家・中国」“超速アップグレード”の実相【後編】:
米国による「ファーウェイ排除」の背景――。Googleが、品質の悪かった中国のモノづくりをS級に変えた変遷をひも解く。
山谷剛史のミライチャイナ:
NASDAQにIPOを果たした中国の動画サイト「ビリビリ」は、ニコニコ動画のようなコメント“弾幕”機能など、日本製アニメなどとの親和性の高さで日本でも知られている。その中国での人気はどうなのか? 現地に詳しい山谷氏のリポート。
山谷剛史のミライチャイナ:
スマートシティーやモバイル決済、シェアサービスなどで一歩先を行く中国。今年は家電メーカーがITをけん引するようだ。現地に詳しい山谷氏のリポート。
山谷剛史のミライチャイナ:
中国の「独身の日」(11月11日)には、いま話題のスマートスピーカーが約1700円という価格で販売される。その「天猫精霊」をいち早く入手し、使ってみた山谷氏のリポート。
山谷剛史のミライチャイナ:
シェアサイクルが本格的に普及している中国で、車を利用できる「シェアカー」ビジネスにも多くの資金が集まっているという。実際の中国でシェアカーを使って見ると……現地事情に詳しい山谷氏のリポート。
山谷剛史のミライチャイナ:
ソニーとパナソニックが共同開発した業務用光ディスク規格「Archival Disc(アーカイバルディスク)」。中国ではデジタル化が進むのに伴いアーカイブ需要も拡大しており、光ディスクの利点を武器に、中国各地での導入が期待できそうだ──現地に詳しい山谷氏のリポート。
山谷剛史のミライチャイナ:
中国は一気にIoT大国への発展を遂げようとしている。IoTは中国の国家戦略として政府が全面的に支援し、5G通信やAIなど関連技術も巻き込み、中国を超IT大国に押し上げようとしている。現地の事情に詳しい山谷氏のリポート。
大手航空会社のFacebookページに抗議の書き込みが殺到する炎上騒ぎ。“中国人の正義”が中国の掲示板住人をたきつけ、ネットの壁を超えて来襲する──現地の事情に詳しい山谷氏のリポート。
55インチの「4K」スマートテレビが5万円台という低価格で登場する中国。だがその「4K」と「スマート」にはこんな裏があった──現地事情に詳しい山谷氏がリポート。
春節が過ぎても中国人による爆買いは止まらない。観光客ではない「アルファバイヤー」による爆買いの裏にあるものとは──現地事情に詳しい山谷氏がリポート。
春節に訪日した中国人観光客が日本製品を“爆買い”したことは記憶に新しい。電気製品では白物家電は人気だったが、デジタル家電は今ひとつ。ただ、白物家電でも中国勢が追い上げてきている──山谷氏によるリポート。
学生や市民が民主化を求めて続いている香港デモ。中国本土では中国政府に都合のいい報道ばかりが流れ、中国のネットユーザーが香港の実情を知ることは難しいという。今年は中国政府がネット規制を強めている──山谷氏による現地からのリポート。
「iPhone 6S」も登場する中国だが、ニセモノに以前ほどの勢いはなく、躍進する中国メーカーからは数々の「世界初」端末が登場している。中国メーカー製端末は「悪くない」と中国人にも受け入れられてきている──山谷氏による現地からのリポート。
「宮の内政」社長がトップを務め、「高品質のピクチャーは現れます」という「ブルーメディア映画館」シリーズなどの液晶テレビを中国で販売する「かわの電気」。日本の世界的メーカーだというのだが……中国で「かわの電気」製テレビを見た山谷氏のリポート。
中国政府が政府内でのWindows 8の使用禁止を通達。国内の反応は芳しくないが、その背景と、代替になりそうな中国OSの現状は。現地の事情に詳しい山谷氏のリポート。
たった12時間で130万台・約240億円を売り上げるスマートフォンがある。日本でもその名を知る人が増えてきた中国メーカー「小米」(Xiaomi)。端末の魅力もさることながら、そのプロモーション方法も人気を押し上げる要因だった。山谷氏による現地からのリポート。
日本の「反中反韓本」ブームが論議を呼んでいるが、こうした日本の動きを中国人はどう見ているのだろう。中国人の日本に対する態度には4つのタイプがある──現地の事情に詳しい山谷氏のリポート。
著名なネット論客が突然つぶやかなくなったら──中国版Twitterとも言われる「微博」(Weibo)のユーザーが突然5000万人も減った。その背景にあるものは──現地事情に詳しい山谷氏のリポート。
尖閣諸島問題で日中関係は緊張状態が続いたが、反日デモの嵐が吹き荒れた昨年とは変わって、中国のネット世論の大半は冷静。中国の“ネット右翼”こと「憤青」を「中国ネットの反応」として取り上げる報道には注意したいところだ。中国事情に詳しい山谷氏によるリポート。
2億ユーザーを超えたLINEだが、世界では同様のメッセンジャーアプリが割拠する。中でも熱いのが、43億人の人口を抱えるアジア圏。ユーザー6億人超とも言われる超大物を含むライバルの存在や、アジア特有の事情もある。中国やアジア圏に詳しい山谷氏のリポート。
“廉価版”とされていた「iPhone 5c」。だがその主戦場と目されている中国では「高過ぎ」と失望する声が上がっている。安価なAndroid端末が容易に手に入っている中国スマホ事情など、現地からのリポート。
「海賊版天国」と揶揄される中国だが、改善している面もある。海賊版対策として正規コンテンツを無料配信するビジネスモデルが広がった結果、中国人は無料に慣れきっているという。現地からのリポート。
中国南部の雲南省・昆明で化学工場建設に反対するデモが起きた。デモの様子は中国版Twitter「微博」のほか、ユーザーが4億人を超えるLINEのライバル「微信」(WeChat)でも広がっていった。そんなデモの主役は反日デモの場合とは異なり……山谷氏による現地からのリポート。
経済の失速に大気汚染。GDP向上こそ幸福につながると努めてきた中国で「幸せって何?」と価値観が変わりつつあるという。ネットでは“結婚なんかできそうもない”自虐的な「ディャオスー」が現れ──山谷氏による現地からのリポート。
「大気汚染の原因は日本」という中国の一部が取り上げた根も葉もない話に現地では「そんなわけはない」という常識的な反応が多かったことは知られてない。中国政府は“ネット右翼”や“ポピュリスト”に頭を痛め始めている──山谷氏による現地からのリポート。
山谷剛史の「アジアン・アイティー」:
中国を象徴する色は、その国旗「五星紅旗」が示すように「赤」をイメージするが、電脳街のスマートフォンを象徴するのは「青」をまとうスタッフだった!
山谷剛史の「アジアン・アイティー」:
中国でもWindows 8の販売が開始した。レノボ、ハイアール、神舟といった中国PCメーカーも搭載モデルを発表。そして、今回も! また! “あの”OSも出現した。
山谷剛史の「アジアン・アイティー」:
インドと東南アジアが交わるバングラデシュ。主な食事はカレーで道行く人はベンガル語を操る。そして、首都ダッカの人口密度は世界一。うああ! 濃い顔だらけ!
中国各地で暴徒と化した反日デモの映像が連日報道されている。だが中国人は反日デモに参加しない人が多数派。ネットでは暴力デモに反対し、「理性愛国」を訴える動きも多いという。現地からのリポート。
尖閣諸島をめぐって中国内では反日世論が高まった。一方で、反日デモや公用車襲撃事件について「愛国ではなく『害国』だ」という論評も現れており、中国ネット世論はそう単純ではない。現地からのリポート。
山谷剛史の「アジアン・アイティー」:
2012 International CESでIntelが公開した“Medfield”世代Atomを搭載したスマートフォンが中国で入手できる。性能は? バッテリー駆動時間は? どうなのっ!
先週末の15日から17日にかけて、中国から「co.jp」ドメインの日本のサイトにアクセスできない事態が起き、現地の日本人に加え、日常的に閲覧していた中国人ユーザーも困惑。政治的思惑なのか、単なるミスなのか──
山谷剛史の「アジアン・アイティー」:
世界の辺境を転戦する突撃ライターは、その土地その土地で携帯電話とSIMカードを購入する。ただ、場所が場所だけに、その方法はとても“戦闘”的だったりする。