カルビーとセブン&アイ・ホールディングスは1月6日に、バレンタイン商戦に向けた新商品「じゃがりこ チョコ味」を発売する。「じゃがりこ」は1995年に発売したロングセラー商品だが、チョコ味を展開するのは初めて。
じゃがりこ チョコ味
新商品はポテトスティックにチョコレートパウダーとチョコ風味の粒を練りこんでおり、「ミルクチョコレートの風味を塩味で引き立てた、後を引く味わいが楽しめる」としている。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーなど、全国のセブン&アイグループの店舗約2万500店で数量限定で販売する。価格は152円(税込)。女子高校生と30〜40代の主婦が主なターゲット。
購買意欲を喚起するため、パッケージにはキャラクターが友達にチョコレートを贈っているデザインを採用。メッセージを書き込めるスペースも設けた。
じゃがりこ チョコ味の中身と、パッケージのメッセージ欄
カルビーは「これまでの平均試作回数の2倍超に相当する、80回以上の試作を重ねて発売に至った」としている。
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「じゃがりこ」といえば、カリカリ・サクサクした独特の食感が特徴だ。カルビーが1995年に発売して以来、ロングセラー商品となっているが、開発秘話はあまり知られていない。開発に携わった担当者が多くを語らなかったからだが、18年経った今、当時の裏話を打ち明けてくれた。
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10年以上の年月をかけて、カルビーグループはジャガイモの新品種を初めて自社開発した。その名は「ぽろしり」。なぜ同社は新たな品種が必要だったのだろうか……?
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ついにカルビーが「成型ポテトチップス」市場に本格参入した。筒型タイプの新商品「ポテトチップスクリスプ」を発売、初年度で20億円以上の売上高を目指す。実は成型ポテトチップスの商品化は以前から検討を進めていたのだが……。
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