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» 2018年02月14日 08時30分 公開

沖縄の天ぷら店の挑戦:ゆでたて沖縄そば290円、安さの理由はセルフ式

上間弁当天ぷら店を運営する上間フードアンドライフが、新たな飲食分野への展開を進め業容を拡大中だ。東京など県外への進出も目指している。

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 上間弁当天ぷら店を運営する上間フードアンドライフ(沖縄市、上間喜壽社長)が、新たな飲食分野への展開を進め業容を拡大している。昨年はパーティーを総合的に演出するケータリングサービスや県産ブランド豚などを使った特別感のある高級弁当の販売を開始。2月10日には、沖縄そばと天ぷらを組み合わせたセルフ式のそば店も開店した。そば店は3年以内に県内10店舗まで拡大させる方針で、東京など県外への進出も目指す。(政経部・下里潤)

セルフで天ぷらや沖縄そばを注文する客たち=12日、北谷町・上間天ぷら沖縄そば店 セルフで天ぷらや沖縄そばを注文する客たち=12日、北谷町・上間天ぷら沖縄そば店

県外へ店舗拡大も視野

 沖縄そばの1号店は北谷町の美浜アメリカンビレッジ内にオープン。カウンターに並べられた天ぷらを客が選び、目の前でゆでられたそばを受け取る。人手をかけず人件費を抑える代わりに、料金を低めに設定。そばは1杯290円からで、天ぷらは80円から。店内で麺を作り、客に見せながら出来たてを提供する。

 「早くて安く、気軽に食べられる」をコンセプトにファミリー層や観光客、ビジネスマンなどの利用を見込む。

 上間社長は「セルフのうどん店があるように、セルフの沖縄そばがあってもいい。天ぷらと組み合わせたそばも、あるようでなかった。ワンコイン以下で気軽に食べられるようにし、他店と差別化を図る」と力を込める。

 高級弁当もブランド豚やローストビーフなどの食材を使い、1500〜2000円で販売。シンポジウムや企業の会合などで、沖縄らしい特別な素材を求める需要がある。

 本業の弁当天ぷら店も順調で、2009年の法人化時点で1店舗だったのが、現在は5店舗まで拡大。17年2月から始まったケータリングサービスは口コミやSNSで広がり、企業のパーティーなどで実績を伸ばしている。売上高は順調に伸び、09年度に5000万円だったのが、17年度は5億7000万円、18年度は7億円を見込む。

 上間社長は「顧客ニーズに合わせているだけで、弁当天ぷら店という本質は変わっていない」と強調。「地域に根付いた食べ物は可能性がある。東京進出も視野に挑戦していきたい」と語った。

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