オリックス傘下の信託銀行、オリックス銀行は4月9日、東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」に、同行初となるコンサルティング型店舗「ORIX BANK GINZA PLAZA」(GINZA PLAZA)をオープンした。
マイナス金利の影響で資産運用ビジネスの競争は激化。リアル店舗のオープンで、他のネット銀行と差別化を図る狙いだ。
店舗では、不動産投資ローンや資産運用などのシミュレーションなどができるほか、税金や相続などのセミナーも開く予定。予約制で、スタッフ2〜3人が常駐する。
メインターゲット層は同行の中核となる年収1000万円以上か金融資産5000万円以上の顧客。同行が強みとする不動産投資ローンや投資信託などの分野を中心に、対面型のコンサルティングを行うことでより顧客ニーズを捉えた商品やソリューションの提案を目指す。
同行の浦田晴之社長は「次の店舗展開については現時点では決まっていない」とする一方、銀座の店舗が好評なら次は大阪エリアでの展開を検討する可能性もあるとした。
同行は1993年8月に山一信託銀行として開業し、山一証券の廃業に伴いオリックス傘下に入った。無店舗型で非対面型のインターネットバンキングを主力としている。
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