富士急行は5月9日、富士急ハイランド(山梨県)の入園料を7月中旬から無料化すると発表した。「富士山観光のハブ」を目指し、来園者が富士五湖などを観光した後、戻ってきてアトラクションで遊ぶ――といった柔軟な楽しみ方を実現するという。入園料を収入の柱としてきたビジネスモデルの根本的な転換となる。
現在の入園料は、大人と中高生が1500円、小人が900円。「FUJIYAMA」などのアトラクションは別途料金が必要。
入園料を無料とすることで、ジェットコースター「FUJIYAMA」など特定のアトラクションを楽しみに行く、園内のレストランにランチだけ食べに行く、お土産だけを買いにいく――といった短時間の滞在も可能になる。「将来的には、富士急ハイランドを起点に富士五湖や富士山五合目へ出かけてまた戻ってくるような、まさに“富士山観光のハブ”になることを目指している」という。
富士急ハイランドは今後、人気コンテンツとのコラボイベントや話題性のある季節祭事などを実施するほか、ブランド力のあるグローバルチェーンや地元名産品店などを積極的に誘致していくという。
富士急ハイランドを含む同社「レジャー・サービス事業」の2017年度実績は、営業収益が254億9500万円(前年度比6.5%増)、営業利益が23億8900万円(同36.9%増)だった。
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