入園料の無料化に踏み切る「富士急ハイランド」(山梨県)。これまで入園料を収入の柱としてきたが、今後どのように収益を確保していくのか。運営する富士急行に聞いた。
ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、同社は「詳細は未定だが、入園料の無料化に合わせて、アトラクションの利用料を2〜2.5倍に引き上げることを検討中」(宣伝部、以下同)と明かす。
ネット上では「年間フリーパスを値上げするのでは」といった指摘も出ていたが、「年間フリーパスの価格は今後も据え置く。ただ、価格や特典にバリエーションを持たせるため、チケットの種類を拡充する可能性はある」という。
入園料の無料化に伴って来園者が増えると、アトラクションの待ち時間が長引く恐れもある。この点については「待ち時間を短縮する特典を設けたチケットの展開も検討中」とした。
無料化後も入園ゲートの廃止などは行わず、警備員などのスタッフは引き続き常駐するが、「何らかの形で、効率よく顧客の来園・退園を管理する仕組みを設ける案を検討している」という。
同社は「この施策によって『絶叫マシン好きの若者が行くところ』という富士急ハイランドのイメージを変えたい。年配の方にも気軽に訪れてもらえれば」と話している。
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