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» 2018年05月24日 15時30分 公開

各社に聞く「チョコミント観」:なぜアイス業界に「チョコミント」ブームが来ているのか (1/2)

アイス業界に「チョコミント」ブームが到来している。「ガリガリ君」や「チェリオ」など、各社が夏に向けて続々とチョコミントフレーバーの新商品を登場させている。赤城乳業、森永乳業、B-R サーティワン アイスクリームに「チョコミント観」を聞いた。

[青柳美帆子,ITmedia]

 最近、コンビニで「チョコミント」アイスを見ることが増えた。「変わり種です」という顔でひっそりとアイスケースの中にいたチョコミントアイスが、いつのまにか「主戦力です」とでも言いそうな顔で棚面積を占めるようになっている。

 新商品も続々と出ている。赤城乳業は5月15日、「ガリガリ君」ブランドで初めてのチョコミント味「リッチ チョコミント」を期間限定で発売。また、森永乳業も28日に「チェリオ」の新フレーバー「覚醒チョコミント」を展開する。

「チョコミント」が伸びているのはなぜ? 赤城乳業、森永乳業、B-R サーティワン アイスクリームに聞いた

トレンドになっているチョコミント

 「チョコミントは今、トレンドになっています」――そう話すのは赤城乳業の広報担当者。赤城乳業の調査によると、ここ5年でアイス業界全体のチョコミント商品数は1.5倍に増加。売り上げも1.6倍になっているという。赤城乳業が2015年から通年で展開している「チョコミント」(カップ、棒、マルチ)も売り上げが伸びているブランドだ。

 森永乳業の調査でも、推計販売規模は12年度と比べて17年度は約2倍に拡大。特にバーアイス形状が好調で、2.4倍に伸長しているという。

 なぜ伸びているのか――その答えは案外地味で地道なものだ。売り上げが伸びてくれば、各社チョコミント味に挑戦して新商品を提案する。アイス以外にも、飲料や菓子でもチョコミントが増えてくる。商品数が多くなれば、消費者の目に止まる機会が増え、ファンが増えていく……その循環で着実に伸びていったのがチョコミント市場なのだ。

 「チョコミントの季節需要が高まるのは、清涼感がほしくなる初夏から夏にかけて。このタイミングで、『ガリガリ君』でこれまで出したことのない味に挑戦してみようと考え、チョコミント味を発売しました。チョコミントは熱心なファンが多く、リピート率が高いという特徴があります。発売から1週間ですが、SNSや口コミでの反響の大きさを感じます。チョコミント味をきっかけにして『ガリガリ君』に手を伸ばしていただけることを期待しています」(赤城乳業)

「ガリガリ君」初のチョコミント

「マツコ」効果も

 森永乳業の「チェリオ」ブランドも、例年期間限定でチョコミントフレーバーを発売している。森永乳業の広報担当者も「チョコミントはマイナーなフレーバーから、年々メジャーなフレーバーになっているのを感じます。『夏になったらチョコミント』というお客さまも増えているのではないでしょうか」と話す。

「チェリオ」の覚醒チョコミント

 さらに、チョコミント人気を盛り上げた1つのきっかけとしてバラエティ番組「マツコの知らない世界」(TBS系)もあるのだという。17年8月に放送された「マツコの知らないチョコミントの世界」は、マツコ・デラックスさんにチョコミント好きの大学生が魅力を伝えるという内容で、大きな反響を呼んだ。

 「テレビ番組での露出によって、これまでチョコミントを好きだったお客さま以外にも、潜在的なチョコミント好きが増えたということも言えそうです」(森永乳業)。「覚醒チョコミント」のターゲットは10〜30代の働く男性。ミントの爽快感と中に入ったチョコのビターさをアピールし、男性の掘り起こしを狙っている。

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