フリマアプリを運営するメルカリが6月19日、東証マザーズに新規上場した。取引開始から約2時間後の午前11時13分に取引が成立し、公開価格(3000円)を66.7%上回る5000円の初値を付けた。
午前の取引を終えた時点での株価は5300円で、時価総額は7172億5600万円。ミクシィ(2332億600万円)を抜き、同市場で首位となった。
メルカリは2013年創業。同年にフリマアプリ「メルカリ」をローンチした。18年現在の国内市場におけるMAU(月間アクティブユーザー)は1050万人、月間GMV(流通総額)は324億円、アプリの累計ダウンロード数は7100万件に上る(グループ会社のアプリは除く)。
同日、同社が公開した17年7月〜18年3月期の連結決算は、売上高が261億4700万円、営業損益が18億9600万円の赤字、純損益が34億3400万円の赤字だった。海外事業で69億円の営業損失を計上したことが響いた。
だが同社は「海外事業はまだ投資フェーズにある」とし、今後は上場で調達した資金を生かし、広告宣伝費などへの先行投資を引き続き行っていくとしている。
「広告宣伝費の使用状況によって当社グループの利益が左右されるため」とし、通期予想は売上高(358億円)のみ開示している。
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