ミクシィは6月22日、商標法違反の疑いで書類送検された森田仁基社長が辞任したと発表した。後任には、現取締役の木村弘毅氏が昇格する。交代人事は2月に発表済みで、26日に開く定時株主総会を経て行う予定だったが、「経営を円滑化するために交代を前倒しした」(広報担当者)という。
NHKの報道によると、書類送検されたのは森田氏のほか、ミクシィ子会社のフンザ元社長ら3人。書類送検された要因は、フンザがジャニーズ事務所に所属するアイドルの情報を配信するWebサイト「ジャニーズ通信」をジャニーズ事務所に無断で運営したためで、商標法違反の疑いがもたれている。
フンザが運営していたチケット転売仲介サイト「チケットキャンプ」も、商標法違反容疑などで捜査されたのを受け、5月に閉鎖した。
ただ、ミクシィは「当社は(ジャニーズ通信の件において)法令違反があったとは考えていない。本件に関しては、これ以上の開示はできない」(同)とした。
新社長の木村氏は、2008年にミクシィに入社。ゲームアプリ「モンスターストライク(モンスト」を立ち上げてヒットに導いた経歴を持つ。
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