みずほ銀行と東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月1日、iPhone向けモバイル電子マネー「Mizuho Suica」の提供を始めた。預金口座からカードなどを経由せず直接チャージしてSuica電子マネーとして利用できるのが特徴。口座とひも付いた利便性の高い電子マネーとして普及を進め、キャッシュレス決済を促していく。
みずほ銀行のスマホ決済アプリ「みずほWelletアプリ」からチャージなどを行う。預金口座を持つ顧客なら利用手数料など無料で利用できる。小売り店などのSuica対応端末にかざせば支払いに利用でき、IC乗車券として交通機関も利用できる。
既存のSuicaをMizuho Suicaにひも付けることはできない。Android版の提供は未定。
みずほ銀行とJR東日本は2006年からモバイルSuicaへの銀行チャージサービスで連携。スマホを活用したモバイル決済ではQRコード決済を含めさまざまな事業者が参入している状況だが、みずほ銀行は国内で最も普及しているSuica電子マネーと預金口座を直結させた利便性を売りに、キャッシュレス決済を活発化させたい考えだ。
みずほ銀行の向井英伸常務執行役員は「現在20万ダウンロードされているみずほWalletアプリだが、100万ダウンロードを目指したい」と意気込む。
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