「空気圧のチェック漏れ」「渋滞中のエアコン」はNG? お盆休みの運転で注意すべきことJAFが注意喚起

» 2018年08月13日 16時20分 公開
[ITmedia]

 「お盆休みに入り、帰省や旅行で長距離を運転する機会が増えるが、ドライバーは車両のトラブルが起きないよう運転前に車両を点検してほしい」――日本自動車連盟(JAF)はこのほど、こんな声明文を発表した。

 2017年のお盆期間中(8月11日〜20日)、JAFには17年度全体の約3%を占める7万6797件の救援要請が寄せられた。そのうち、不具合や過失が重大事故につながりやすい高速道路では、「タイヤのパンク」(1323件)による要請が最も多かったという。

 同連盟は「空気圧が少ないと、パンクやバーストの可能性があり、燃費も悪くなる。セルフのガソリンスタンドでも係員に声を掛ければチェックできる」とし、18年はチェックを徹底するよう呼び掛けている。

photo お盆期間中の運転は、不慮の事故に要注意だ(写真提供:Getty Images)

 17年のお盆期間中、高速道路で2番目に多かった要請は「燃料切れ」(407件)。「あると思った給油所が閉店している、あるいは営業時間外ということもある」と指摘し、「早めの給油を心掛けるように」と注意喚起している。

 高速道路で3番目に多かった要請は「事故」(308件)。4番目は「バッテリーの過放電」(249件)、5番目は「発電機・充電回路の問題」(126件)だった。

 以下、「バッテリーの劣化・破損」(64件)、「オートマチックトランスミッションの問題」(56件)、「キーの閉じ込み」(52件)、「エンジンオイルの不足」(42件)、「補機駆動ベルトの問題」(37件)――と続いた。

photo 17年のお盆期間中に寄せられた救援要請の内訳(=JAF調べ)

 こうした結果を踏まえ、JAFは「夏場はエアコンを多く使いがちだが、渋滞中に電装品を使いすぎるとバッテリー上がりの原因になるため、使用を控えるように」「高速道路でトラブルが起きた際は、必ずガードレールの外などの安全な場所に避難するように」とアドバイス。

 「今年も救援態勢を強化し、多くの人出が予想される観光地や、花火大会などのイベント会場での依頼にも迅速に対応していく」としている。

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