ビジネスパーソンの通勤時間は約45分――理想は?
首都圏、近畿圏に在住しているビジネスパーソンに、自宅から会社までの通勤時間を聞いたところ「平均45分」であることが、オウチーノ総研の調査で分かった。
「会社の近くに住みたいけれど、家賃が高い」――こんな悩みを抱えているビジネスパーソンもいるはず。実際のところ通勤にどれほどの時間をかけている人が多いのだろうか。
首都圏、近畿圏に在住しているビジネスパーソンに、自宅から会社までの通勤時間を聞いたところ「平均45分」であることが、オウチーノ総研の調査で分かった。最も多い通勤時間帯は「51〜60分」、次が「21〜30分」。「ビジネスパーソンにとって『30分以内』『60分以内』というのが、通勤時間の1つの目安なのかもしれない」(オウチーノ総研)。ちなみに通勤時間が30分以内の人は41.1%、60分以内の人は80.7%であり、全体の8割が会社から1時間以内で通える場所に住んでいることが分かった。
次に理想の通勤時間を聞いたところ、平均は「約25分」。実際の通勤時間が約45分であることを考えると、理想と現実の間には約20分のギャップがあるようだ。「首都圏で通勤時間が25分以内のエリアといえば、会社が東京駅にあった場合は『北千住駅』『本八幡駅』『西葛西駅』など。新宿にあった場合は『つつじヶ丘駅』『武蔵境駅』『千歳船橋駅』など。渋谷にあった場合は『新丸子駅』『富士見ヶ丘駅』『梶が谷駅』などが挙げられる。なかでも『つつじヶ丘駅』や『梶が谷駅』などは比較的家賃や物件価格がリーズナブル。住まいや周辺環境の条件で融通を利かせれば、約20分の通勤時間短縮も夢ではないだろう」(オウチーノ総研)
インターネットを使った調査で、首都圏と近畿圏に在住するビジネスパーソン400人が回答した。調査期間は7月3日から6日まで。
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