9月6日は「松崎しげるの日」 色を使った自己ブランディングとは(1/2 ページ)
9(ク)月6(ロ)日は「松崎しげるの日」であることをご存じでしょうか。芸能界の一線で活躍し続け、イメージカラーが記念日になってしまう、松崎しげるさんをイメージコンサルタントの観点から分析しました。
著者プロフィール:山田美帆(やまだ・みほ)
カラーコンサルタントRosa代表。大学時代から、ピアノ講師・通訳・コンパニオン・モデルなどのタレント活動をしながら、インテリアやカラーや美容やマナーの学校に通い、資格を習得。その後各種サロンや美容スクール講師・派遣のマナー講師を経て、カラーコンサルタントRosaを起業。
9月6日は「松崎しげるの日」でした。しかも、日本記念日協会から正式に認定されているのです。なんでも、日付の9(ク)6(ロ)=黒の日=松崎しげるさんの顔の色と言うことで、記念日になったそうですが……。その日はデビュー45周年と言うことで、「黒フェスしげる祭 〜白黒歌合戦〜 」も行われたそうです。
そこで今回は、45年も芸能界の一線で活躍し続け、イメージカラーが記念日になってしまう、松崎しげるさんをイメージコンサルタントの観点から分析したいと思います。
そもそもなぜあんなに黒いのか?
松崎しげるさんがデビューした1970年代は、日焼け=かっこいいという風潮で、褐色の肌が自慢という時代。レジャーを楽しむ若者が増え、海水浴やスキー、そして海外旅行に行ってまで日焼けすることで、ブロンズ色の肌が富の象徴とされたようです。
野球少年だった松崎さんは、もともと色黒だったのですが、他の芸能人よりも極端に黒いことを意識して、積極的に日焼けしているらしいのです。自分を「歩くメラニン色素」と称し、事務所と自宅に日焼けマシーンを設置して、一年中あの黒さを保つための努力をしているとか!? ちなみに、そのマシーンの名前は「マイアミ」で、周りには「ちょっとマイアミに行ってくる」と言ってマシーンに入るそうです。
もともと肌がとても丈夫なそうで、それだけ焼いてもトラブルも少ないようです。以前、テレビ番組で検証していましたが、シミも少なく肌年齢も若いなんて、驚きですね。
知る人ぞ知る「まつざきしげるいろ」の存在
10年前、今は懐かしい雑学を紹介するバラエティ番組『トリビアの泉』の中で、「松崎しげるの肌の色を絵の具で作る場合、色の割合は?」という質問がありました。
サクラクレパスによれば、「朱色が45%、黄色が25%、白が16%、緑が14%」、絵の具の長さで出す場合は、朱色が4.5センチ、黄色が2.5センチ、白が1.6センチ、緑が1.4センチで、放送当時は、フジテレビのお土産ショップで販売していたそうです。
こちらRGBであらわすと「#A55A4A」あたりだと言われていますが、どうでしょう?
黒と言うよりも赤みの茶色(伝統色名でしたら鳶色)ですね。現在はもっと濃くなっているかもしれませんが、もっと黒に近い方が芸能人にはいるような気がします。それを、自らを黒とブラウンディングするところは、自己演出力に長けているのでしょう。
黒い肌と言うと活動的で野性的、健康で積極的なイメージを与えます。松崎さんが、年齢よりも若く見え、ぎらぎらした肉食的なイメージがあるのも、肌のせいもあるのでしょう。
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