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夏に需要増える「常温」飲料 アサヒ飲料、対応自販機を年内に300台設置へ
ホットでもコールドでもない「常温」飲料の需要が夏に高まるのを受け、アサヒ飲料は対応自販機の展開に乗り出した。
アサヒ飲料は、ホットとコールドに加え、常温(約20度)の飲料を提供できる自動販売機を年内に300台設置する計画だ。常温飲料は夏場に需要が高まる傾向にあり、ビルやオフィス内を中心に設置を強化していく考えだ。
対応自販機では「おいしい水」「アサヒ 十六茶」などミネラルウォーターや茶系飲料を常温で提供する。4月から設置を始め、4月末時点で40台を展開。常温飲料が売り上げの約2割を占める設置先もあるなど、「常温を求めるお客が多いことが推測される」という。
夏は冷たい飲み物がおいしいものだが、空調のよく効いたオフィス内ではつらい場合も。常温飲料は体の冷えが気になる女性を中心に夏場に需要が高まるといい、専用コーナーを設けるコンビニエンスストアもある。
同社は今後、冷房の効いたビルやオフィス内を中心に常温対応機の設置を進め、自販機数と1台当たり売り上げの拡大を図っていく。
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