コンビニ大手のローソンは10月24日、銀行事業参入のための準備会社設立を取締役会で決議したと発表した。今年11月下旬に設立予定。
新会社名はローソンバンク設立準備株式会社。ローソンが95%、三菱東京UFJ銀行が5%出資する。資本金は5億円。
ローソンは全国に1万2648店舗(9月末現在)を展開。従来の公共料金などの収納代行サービスや共同ATM設置などに加え、その拠点力を生かした利便性の高い金融サービスの提供を目指す。
小売・流通業では先行してセブン&アイ・ホールディングスが2001年にセブン銀行(当時はアイワイバンク銀行)を、2007年にはイオングループがイオン銀行を設立している。
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