「ジミー・ペイジ演奏しない」批判殺到のロックイベント、主催のKLabが返金対応を発表
観客が謝罪と返金対応を求めていたロックイベント「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」について、主催のKLab Entertainmentが返金対応を発表した。
「ジミー・ペイジが弾かずに帰った」と批判を集めていた音楽イベント「CLASSIC ROCK AWARDS 2016(CRA2016)」(11月11日開催)について、主催のKLab Entertainmentが11月20日、返金対応を行うことを発表した。
KLab Entertainmentは、KLabのイベント事業を行う子会社。同イベントは、英ロックギタリストのジミー・ペイジ氏の演奏を「本イベントの目玉」と告知を行っていたが、本番は登壇したものの演奏を行わなかった。観客が謝罪および最大30万円のチケット代金の返金を求めていた。
KLab Entertainmentは、11月14日に公開した謝罪文(現在は削除済み)で「当日ギターとアンプの用意をしていたが、本番直前に、ジミー・ペイジ氏の意向により、演奏が行われなかった」と説明した上で、「イベント自体は成立していると判断している」として、チケット代金の返金は行わないと発表していた。
その一方で、KLab Entertainmentと共に同イベントを主催したTeamRockから「当初からジミー・ペイジはプレゼンターとして出演する予定だった」とコメントし(現在は削除済み)、運営チーム内での見解の相違が見られていた。
しかし、20日に公開したKLab Entertainment、TeamRock、Parallel Contemporary Music主催3社による声明で、「CRA2016開催にあたり、誰がプレゼンターで誰が演奏するのかということについて認識の相違があったことを確認した。この認識相違により一部のご来場者様のご期待に応えられなかった」として、来場者への対応を発表した。17年に東京で開催される「CLASSIC ROCK AWARDS 2017」の先行販売と割引販売措置、もしくは同イベントのチケット代金の返金を発表した。
KLab真田哲弥代表取締役は「CRA2016を主催して学んだ多くのことを、次年度以降開催するイベントへの糧にする」とコメントしている。
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