RIZAP(ライザップ)グループは1月16日、衣料小売りのジーンズメイトを連結子会社化すると発表した。ジーンズメイトは経営の低迷が続いており、RIZAPの企業再建ノウハウを活用して立て直しを図る。
RIZAPグループは1月17日〜2月13日に株式公開買い付け(TOB)を行い、ジーンズメイト創業家らが発行済み株式の52.62%を応募する見通し。ジーンズメイトが実施する第三者割当増資も引き受け、3月末までに約64%を保有する親会社になる。取得総額は約24億円。
ジーンズメイトは主力の「JEANS MATE」など全国で約90店舗を展開しているが、アパレル不況やユニクロ(ファーストリテイリング)などとの競合も激化し、営業赤字が続くなど経営は厳しい。株式時価総額は26億4400万円(16日終値ベース)に低迷している。
RIZAPグループはフィットネスクラブ運営のほか、アパレル・美容関連企業や出版社などを傘下にするM&Aを積極的に展開しており、ノウハウを活用する。ジーンズメイトの子会社化後、ブランドの刷新や商品力強化、グループ企業との連携などで再建を進める方針だ。
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