起業家の42.1%が月商30万円未満――日本政策金融公庫の調査でこうした結果が出た。また4人に3人は本人1人だけで起業し、7割近くが自宅で事業を営んでいた。
起業家の収入は「50万円以上100円万未満」が17.6%と2番目に多く、「100万円以上500万円未満」が15.3%、「30万円以上50万円未満」が14.7%、「500万円以上」が10.2%──と続く。
組織形態は「個人企業(個人事業主)」(84.9%)が最も多く、従業員数は「1人(本人のみ)」が74.6%を占めている。「起業時から平均2.4年経過した現在でも1人会社の割合は66.2%と高い。起業家の多くは本人のみで事業を営んでいる」ようだ。
また、業種は「個人向けサービス業」(20%)、「事業所向けサービス業」(17.1%)などが多く、営業場所については約7割が「自宅」(68.7%)だった。
2016年11月にネットを使って調査し、18〜69歳の31万7861人が回答した。
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