連載
東芝は今後も迷走し続けるのか:“いま”が分かるビジネス塾(3/3 ページ)
東芝は分社化するメモリ事業の株式売却で、1兆円以上の資金を調達する方向で調整している。しかし、債務超過を回避して財務問題に一定のめどを付けたとしても、同社を取り巻く環境が大きく改善するわけではない。同社には、明確な戦略というものが存在せず、その状況は今も変わっていないからだ。
関連記事
- 原発巨額損失の東芝、半導体事業を手放す可能性も
東芝は2月14日、2016年度第3四半期と16年度業績の見通しと、原子力事業における損失発生の概要と対応策を発表。「虎の子」である半導体事業を手放す可能性があると述べた。 - 東芝、決算発表の延期申請 米原発事業で「圧力」か
東芝が16年4〜12月期決算発表を延期。 - 飲食店の全面禁煙は仕方ないのか
政府は、東京オリンピックに向けて飲食店の全面禁煙(喫煙室の設置は可)を目指すなど、諸外国(先進国)並みの受動喫煙対策を実施しようとしている。飲食店などからは反対意見が相次いでいるが、今回のタイミングを逃してしまうと、本格的な受動喫煙対策の導入は困難とも言われている。国会審議の行方に目が離せない。 - AIに投資を任せる時代 市場はどう変わる?
このところ人工知能(AI)技術を活用した資産運用サービスへの関心が高まっている。投資の世界にAIの技術が導入されれば、多くの人にとって恩恵がもたらされる可能性がある。一方で、資産運用の多くがAIで行われるようになった場合、市場の動きはどうなるのかという疑問も生まれてくる。今回は、AIによる資産運用に関する期待と課題について述べていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.